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だから、春画について考える(四百五十三夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、春画について考える。
春画は江戸時代のエロ本とでも言うべきかな。
それがいつの間にか、芸術品扱いだ。
当時の絵師も驚きだろう。
まあ、死後に評価されても本人達には関係のない話だが。
評価されたのも最近だしね。
価値自体は昔からあったみたいだけど。
いかんせん、風俗だから表立っては評価出来ないのだろう。
なんでも鑑定団でもTVで紹介できない代表って扱いだったしね。
それは今でもそうか。
そのまま出したらクレームものであろうな。
モザイクでもかけて紹介するのであろうか。
モザイクのかかった絵を真面目に評論している鑑定士さん達……
ちょっとシュールだな。
他にもTVに出せないのは傷がひどすぎる物と盗品だった。
盗品と並べられる春画って……
春画以上に盗品を紹介されたら反応に困るな。
と言うか返せよ、と。
あの時、「盗品は断っている」の後にちゃんと通報されたのだろうか。
その前に通報されかねない物をよくTV局に持ち込むよね。
時効にもなっているのだろうかね。
時効はあくまで法律上の話なのに。
法律じゃなくて刑法か?
本人にしてみたら一生もの話であろう。
時効になったから許してね、ってわけにはいかんでしょ。
なんて、盗みを働く奴には理解できるわけないか。
目暮あゆは今夜も眠れない。




