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だから、シャボン玉について考える(四十四話)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、シャボン玉について考える。
シャボン玉は石鹸水を泡にして飛ばす遊び。
子供の頃にみんなやった遊びだろう。
多分。
ただ飛ばすだけだがメルヘンチックな気分になる。
最初に見つけた人はどんな気持ちで見つけたのだろうか。
まあ、石鹸水に息を吹きかけても飛びかけるからそこからかな。
最初は口に付けて飛ばしてたのかも。
体に悪そうだからストローになったのかな。
シャボン玉飛ばす時に少し喉に入るのもみんな経験しているはず。
やんちゃな子はシャボン水飲み干してドヤ顔してたな。
今、考えるとただの馬鹿だ。
当時も思っていたが。
シャボン玉は飛ばして遊ぶのだから楽しいので、飲んでも美味しくも面白くもならない。
まぁ、あの当時は「スベる」という事すら知らないから……
体にも悪そうなのに。
大人には飲むと死ぬ!なんて言われたりもした。
飲んだ彼は死ななかったが。
逆にそう言われたから彼は飲んだのか。
死ぬのに飲む俺はカッコイイ!みたいな。
死ぬのに~は言いすぎか。
死ぬのに~がカッコイイなら幼児は車に飛びこむ。
でも、そういう話は聞かない。
事故で処理されてるだけかもしれないけど。
みんな、死ぬかもしれない程度にしか思っていないのだろう。
そうでなければ幼児の死亡率はもっと高い。
目暮あゆは今夜も眠れない。




