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だから、霧について考える(四百十七夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、霧について考える。
霧は水蒸気が目に見えるほど集まって視界を遮る状態。
霧雨っていう言葉があるぐらいだし、水気のあるものが視界をさえぎれば霧と呼んでも良いのだろう。
とにかく、霧と聞くと視界を遮るイメージがある。
特に自動車運転中。
事故の原因になりがちだ。
一般道路では発生しにくいけど。
山道とかに多い気がする。
ただでさえ、崖落下の事故が多いのにさらに増加させる。
まあ、車同士の接触も増加させるけど。
ライトを付けても全く見えなくなる。
結局、スピードを落として音を頼りにするしかない。
まあ、そこまで視界が遮られる状態になったら車を動かす事自体が駄目なんだろうけどさ。
運転じゃなくても徒歩でも視界が遮られるのは危険だ。
人間にはライトがないから自分の位置を相手に知らせれない分、自動車よりも危険なのかも。
ライトで自分の位置を知らせるって、暗闇と一緒だな。
むしろ、暗闇の中を運転したり歩いたりしている事にもっと危機感を持つべきなのか?
人は生まれながらに暗闇を恐れると言うのに。
科学の発展……つまりライトの発明が暗闇からの恐怖を人から奪ったのかもしれない。
発明品は人間の能力を進化させたわけではないのにねぇ。
目暮あゆは今夜も眠れない。




