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だから、チャイムについて考える(三百三十七夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、チャイムについて考える。
チィイムは時間を告げる鐘の音。
この音を目安に人は動いたりする。
正午のチャイムとか夕方のチャイムとか。
まあ、目安にしていたのは子供のころだけだけどね。
大人になってからはチャイム待ったりせずに自分で時間を確認するようになった。
生きている時間が長くなれば誰だって時間の感覚は強くなる。
正午はともかく、夕方のチャイムなんて子供達の遊ぶ時間に終わりを告げるためだもんね、完全に。
そういえば学校ぐらいだな、定期的にチャイムを鳴らすのは。
チャイムを必要としているのは子供だけなのか。
子供は夢中になりすぎるってのもあるのかもしれない。
子供が帰る時間で思い出したが「カエルが鳴くから帰ろう」なんて言葉がある。
もしかして昔は夕方のチャイムはなかったのかな?
でも、蛙ってどこにでもいるわけじゃないよね。
時報としては確実じゃないのかも……
私の住んでいるところにも蛙が鳴き出す事はない。
夕方に鳴くのはカラスだ。
でも、カラスは気まぐれで泣かない時もあるから……
不安定な時報よりもチャイムを鳴らした方が確実だから普及したのかな。
たまにチャイムの鳴らし忘れがあるから蛙やカラスより優れているかどうか……
まあ、蛙やカラスに責任感はないからな。
目暮あゆは今夜も眠れない。




