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だから、書き初めについて考える(三百二十七夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、書き初めについて考える。
書き初めは新年の思いを紙に書いて願う事。
思っている事を書きだす事で信念は強くなる。
っていうのはみんな理解しているけど……
本気で理解している人はどれだけいるのだろうか。
個人的に書き初めをやる人ぐらいなものだろう。
書道の先生でも仕事してしかやらない人もいるんじゃない?
子供のころから字が上手かったからってだけで書道を選んだ人とか。
それは偏見と言うかネガティブすぎるかな。
私自身が書き初めにネガティブなイメージしかないから。
書き初めをやったのは小学校ぐらいの時。
二度書きはだめとか、大きさのバランスとか、ただ字を書くだけの事なのにやたら細かく言われて面白みが湧かなかった。
まあ、これは書き初めだけじゃなく書道の授業でも同じだが。
文字にすると信念が強くなるってのは分かる。
書道の先生が書く字が美しいのも分かる。
ただ、自分もそうなりたいとは絶対に思わない。
字が綺麗な自分が想像できない。
これは小学生の時の思い出がトラウマ……とまではいかないまでも、根付いているせいではないか。
もう少し、書道の授業が楽しいものであったならあるいは……
人の字を見て批判するような事で何を楽しめと言うのか。
目暮あゆは今夜も眠れない。




