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だから、利き腕について考える(三百十九夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、利き腕について考える。
利き腕は文字を書く時に自然と使う方の腕。
文字をかける方の腕、と思ったがそれは違う。
生まれつき自然と力の入りやすい方の腕で文字を書いたりする訓練をするからそちらの腕でしか文字を書けなくなるのだ。
大人になっても訓練すれば両利きに直せるらしいし。
もしくは左利きに。
何の意味もないけれど。
昔は左利きだと右利きに直されたそうな。
左利きの方が小数派だから駆逐されていたのだな。
まあ、右利きと左利きが並んで書くとお互いに邪魔だから……
今では左利き差別も少なくなったのかそれほど左利きの人も珍しくなくなった。
でも左利きの友達曰く、色々と苦労があるそうな。
ハサミを買っても右利き用の方が多いとか……
右利きから見ると左利きの人って格好良く見えるけど、本人達はそうは思わないようだ。
背の高い人や胸の大きい人の苦労は周りには理解されないようなものか。
コンプレックスなんて誰しももつものなのね。
そう言えばゲームのコントローラーも左利きの人は使いにくいのだろうか。
幼い頃からあの形に慣れ親しんだせいで、全く違和感はないらしいが……
案外、左利きに気付かずにゲームが下手な人もいたりして。
目暮あゆは今夜も眠れない。




