だからバレンタインについて考える(三夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だからバレンタインについて考える。
バレンタインは女の子が男の子に告白も兼ねてチョコレートを送る日。
だった。
義理チョコやら友チョコやらでいつの間にかチョコを送るだけの日になってしまった。
そもそもお菓子会社の陰謀なのだから、告白じゃなくてもいいのだろう。
では何故、女子からの告白イベントとして作りだしたのだろう?
ハロウィンと一緒で外国から持ってきたのかな。
起源、知らないけど。
調べる興味もないけど。
カタカナだからクリスマスみたいに記念日なのかな。
バレンタインさんが旦那さんにチョコを渡したとか。
いや、渡すだけでは記念日にならない。
きっとすごいエピソードがあるに違いない。
母の日にカーネションを送るのは聖母マリアの流した血の涙からカーネションが生まれたという伝説からきている。
じゃあ、バレンタインはあれだ。
バレンタインさんが流した…
色合いからうんこしか思いつかない。
旦那さんがスカトロだったのだろうか。
それは涙も流したくなるな。
女性の方から渡してるからバレンタインさんの方がスカトロか。
きっとバレンタインさんはすごい美人に違いない。
でも、スカトロ。
いや、あるいは旦那さんの本当の愛を試したのかも。
そうか、バレンタインは男の人の愛を確かめる日だったのか。
ん?
スカトロが元ネタならお菓子会社にとっては何たる皮肉な話なのだろう…
目暮あゆは今夜も眠れない。