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だから、なわばりについて考える(297夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、なわばりについて考える。
なわばりで思い出すのは犬が電柱につけるおしっこ。
あれで、自分の土地である事を強調する。
他の犬も別の犬のなわばりを見つけたら近寄らないようにする。
この辺は人間と同じだな。
私有地みたいなものだろう。
人間はお金を払って自分の私有地を主張するけど。
犬で言うところのおしっこか。
犬はおしっこを通貨にしているみたいだ。
他に分かりやすい目印がないのだろうけど。
熊は木を引っ掻いてなわばりを主張するし。
人間はお金で縄張りを主張するのが手っ取り早かったんだろうな。
他の生き物にお金と言う概念がない証明にもなるのかな。
恩返しとか聞くから、等価交換の考え方はあるのだろうけど。
でも、お金も払わずに自分の私有地だと主張する輩もいる。
これは、犬も一緒。
なわばりを上書きしたりしている。
多分、匂いで勝てそうかどうかを判定して上書きしているのかも……
その代わり、上書きされた犬に襲われても文句は言えないな。
だからこそ、匂いで強さを判定するのかも。
力関係で勝てるかどうかを。
人間の私有地うんぬんは法で解決する。
法で勝てないのに主張したら刑務所行きだ。
人間の力とは方なのかもね。
目暮あゆは今夜も眠れない。




