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だから、遺言について考える(285夜)

目暮あゆは今夜も眠れない。

だから、遺言について考える。

遺言は死後に自分の財産をどう分与するのかを書き記したもの。

まあ、残す必要があるのは財産のある富豪ぐらいなものか。

と思ったが、必ずしも金目の物を分けるとは限らないんだよね。

思い出の品は残された家族は受け取りたいだろうし。

やっぱり、そう言う物は感傷にひたれる方に受け継いで欲しい物だ。

でも、守銭奴みたいのもいるから。

生前は守銭奴じゃなくても豹変する親族、なんて話もよく聞く。

遺産相続は宝くじ以上にあぶく銭だからね。

自分を貰えるかどうかよりも人に奪われた感覚の方が強いのかも。

そんな時に遺言状は効果を持つ。

本来の持ち主の言葉なのだから、そりゃ持つわな。

ドラマとかだと、その遺言を覆そうとするのまで出てくるけど。

そこまで来ると、本人からも奪おうとしているように見えてくる。

本人に死ぬ気がなくても遺言は書いておくべきなのかな。

家族のため、ひいては自分のためにも。

でも、遺言って財産分与だけではないかな、とふと思った。

残された人に生前は言えなかった事を打ち明けたりもするのではないか。

隠し子がいたとかは、打ち明けられても困るが。

暴露本じゃないんだから。

ありがとうぐらいで良い。


目暮あゆは今夜も眠れない。

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