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だから、迷路について考える(二百三十八夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、迷路について考える。
迷路は道を探すゲーム。
作る方はいかに挑戦者を騙すかに力を入れる。
日常生活のあらゆるところに迷路は存在している。
それは太古から。
極端に言えば地球が出来た時から。
あるいは宇宙が出来た時から。
宇宙のどこかに迷路のような空間があるかもしれない。
まぁ、真っ直ぐでも前に進むか後ろに下がるかという選択があるだけでも迷路は成立するんだけどね。
そういう意味では宇宙は最大規模の迷路であろう。
目的地を見失えば、自がいる場所が分からなくなれば……
広いからか。
例えば今、私が生活している狭い部屋が迷路になる事は有り得ないだろう。
そりゃ、アリとかにしてみればジャングルみたいな感じかもしれないけれど。
微生物からしてみれば、真っ平らな机の上だけでも迷路になるのかもしれない。
でも、私が自分の部屋から出られなくなることはない。
ドアを封鎖されて閉じ込められたら出られなくなるけど。
それは迷路とは違う。
月のサイズから見たら、地球上で迷う事も有り得ないのかもしれない。
まぁ、サイズが大きければ建物がそもそも見えないのだが。
逆に、無限に広がっているだけの宇宙も星のサイズから見たら障害物だらけなのかも。
目暮あゆは今夜も眠れない。




