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だから、てるてるぼうずについて考える(二百十夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、てるてるぼうずについて考える。
てるてるぼうずは、雨を晴らすために作る人形だ。
子供のころは遠足の前の日によく作ったものだ。
偶然なんだろうけど、効果はバツグンであった。
昔読んだ絵本にてるてるぼうずが雨雲に向かって行くのが印象に残っている。
大体、朝起きるとてるてるぼうずはいなくなっている。
そして晴れているのだ。
だからこそ絵本のイメージが残っているのだろう。
一度だけ雨を晴らしてくれなかった時があった。
その時はベランダにびしょぬれのてるてるぼうずが転がっていた……
雨雲に敗北したんだな。
私の作りが悪かったのかと、てるてるぼうずに謝ったりもしたもんだ。
ふと思ったのだが、TVとかでのてるてるぼうずの干し方が室内なんだな。
ちょっとしたカルチャーショック。
外に干すのはウチの地域だけだったのだろうか……
それとも、後にゴミが飛ぶと苦情にでもなったのか?
窓の内側では雨雲に向かって行くことが出来ないではないか!
てるてるぼうず的には犠牲にならずにすむのかもしれないけど。
そういえば、小学校高学年ぐらいからてるてるぼうずを作らなくなったな。
雨が降って欲しい時は、ただただ神様に祈るのみ……
今度、久しぶりに作ってみるかな?
目暮あゆは今夜も眠れない。




