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だから、包丁について考える(二百八夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、包丁について考える。
包丁は物を切る調理道具の代表格だ。
サスペンスで人を刺し殺す道具の代表格でもある。
うん、そのイメージは用途が間違っているな。
道具は使い方次第で何でも殺人道具になるというが……
包丁はまさに分かりやすい、それ。
簡単に手に入るのもイメージ悪化かな。
まぁ、包丁なんてどの家庭でも必需品なのだから取り締まるわけにもいかない。
殺人犯がどこどこの店で凶器の包丁を購入した~なんて報道されるが、そんなの店側で止められるものではないから。
大体殺人犯なんて、包丁が買えなければ別の物で代用するだろうし。
文房具でも殺せるだろう。
まぁ、包丁を持ち歩いていたらおかしいけど。
包丁はキッチンに置いておくべき道具だ。
カバンに仕込ませるのはご法度だろう。
流れの料理人とかは持ち歩いてるのかもしれないけど……
使いなれた包丁じゃないとってね。
それならまな板とかも持つべきかも。
職務質問でまな板も一緒に持っていたら、流れの料理人かな?と警察も思ってくれるかな。
包丁とまな板では調理にしか結びつかないだろう。
でも、殺人鬼が人間をバらすつもりで持ち歩いている可能性も……
殺人鬼にとっては殺人は調理感覚なのかもね。
目暮あゆは今夜も眠れない。




