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だから殺人鬼について考える(12夜)

目暮あゆは今夜も眠れない。

だから殺人鬼について考える。

漫画だと格好良く描かれる殺人鬼。

でも、現実はどうだろうか。

ネットで調べたら殺人鬼になった理由が「神にささやかれから」というのが多い。

神様、つまり他人のせい。

何と情けない事だろうか。

晩年は「幼少時の環境が悪かったせいで…」と言うのもいるらしい。

何と言い訳がましい事か。

殺人鬼が格好いいのは創作の中だけの話なのだ。

現実に格好いい殺人鬼などいない。

格好いい殺人鬼とは何だろう?

悪人をあっさり殺す…

うん、ここが現実との違いかな。

現実の殺人鬼は性欲で殺しているのに近い。

言うなればレイプ。

レイプを信望しているのは少数派。

まあ、そういう趣味の人もいるのだろうけど。

レイプして褒められようという人はありえない。

だからどこかで罪悪感が深く残るのであろう。

人を殺せば罪悪感が残るのは当たり前だが。

時々、人を殺してはいけない理由という論争がある。

捕まるから?

私はそんな事より簡単な答えを出す。

答えは痛いからだ。

自分がされた事を想像すればとても人を殺す事などできない。

殺人鬼は想像力が人より欠けているのではなかろうか。

そして、想像力のある人が描いた殺人鬼は格好よく見える。

現実と創作の違いは想像力の差なのであろう。


目暮あゆは今夜も眠れない。

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