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だから時間について考える(十一夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから時間について考える。
1次元が線、2次元が平面、3次元が立体、4次元が時間。
というのを塾の先生から教わった。
人類は3次元なので平面しか知らない地面をはいつくばる蟻を笑う。
一方、4次元を認識する事ができない。
んー、認識できないなら時間ではないのか?
とはいえ蟻だって立体を知らないわけではない。
蟻を2次元の例にあげるからおかしいのだ。
2次元ってアニメのキャラ?
ほら、2次元しか愛せないとかよく言うし。
アニメとかゲームのキャラはこちらの世界を認識できないのだからなるほど。
じゃあ、4次元人というのは私たちを観察しているのか……
あるいは造物主。
神。
違う、2次元で言えば神は原作者。
じゃあ、眺めているだけの私達は?
2次元に介入できないのだから、生まれた世界が彼らと違うだけではなかろうか?
逆に言えば、4次元人も造物主以外は単に別の世界に生まれただけの存在なのだろう。
……塾で4次元が時間で4次元人は時間をいじれる存在と聞いた時はワクワクしたものだが、生まれた世界が違うだけならどうということはない。
そういえば2次元の世界は超人ばかりだ。
4次元から見たら私達も超人なのかもしれない……
ますますあこがれの存在から遠のいたぞ。
目暮あゆは今夜も眠れない。




