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だから、ほこりについて考える(107夜)

目暮あゆは今夜も眠れない。

だから、ほこりについて考える。

ほこりは二つの読みがある。

誇りと書くと、人が譲れない思想になる。

埃とかくと溜まったチリになる。

同じ読みなのに全く真逆の意味である。

だから、日本語は面白い。

と同時に、外人が日本語が難しいというのはこういうところなんだろうな……とも思う。

まぁ逆の意味だから前後の会話で意味を取り違えないわけなのだが。

「ほこりを捨てて。」

でも、この文章だけだとどちらの意味になるのか分からないな。

会話と言うか状況も見なければいけない。

仮にこれが日本語のテストで出たら、苦情必至だろうな。

前後の分がなければ勘で答えるしかないじゃん。

あるいは、前後の分を読まないと解けない問題として出せるのかもしれない。

英語に訳せという問題なら……

仮に自分が逆の立場だったら日本語の問題は大変だと思う。

何しろ、前後の分も訳さないと意味が通じないのだから。

まぁ、英語のテストも前後の分をふまえないと答えられない時があるけど。

それはどちらかと言うと日本語の方が難しいから陥る現象だと昔言われた。

でも、それってタマゴが先かニワトリが先かと変わらない理屈じゃないの?

結局のところ、他国の言語を覚えるのは難しいと言う事だ。


目暮あゆは今夜も眠れない。

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