風渡りの竜 予告編
風が騒いだあの日、出会ったときから心に消えないものを抱えていました。幼い頃に彼が姿を消したときその想いは、ますます大きくなっていました。
人が思い描く彼の姿はさまざまで、伝わっている話は多種多様。ある人は文明を滅ぼす悪魔だといい。またある人は人間を守る守護者のような存在だとも言う。
そんな不可思議な存在だった彼を、私の住んでいた村は歓迎しませんでした。竜が現れた村は必ず滅ぶ、そんな伝説があり、私は彼を村の人たちから隠そうとしました。しかし、現実はそれほどに甘くはなく、見つかった彼は一度村を追われて出て行ってしまいました。
それでも私は信じています。一度でも心を通わせたあのとても美しい碧玉の瞳を持った彼とまた会えるということを。そう、風が教えてくれているのですから。
これから書いていこうと思いますが遅筆ですのでどうかご容赦ください
ピクシブにあげている小説もありますがそちらも現在更新中ですがそちらもごらんいただければ恐縮です。