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怠惰な僕の転生〜公爵家待望の子供って期待されても困ります〜  作者: はやな
第二章 魔法とスキルと友達

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第7話 六歳の誕生日 両親の魔法

 「――んっ……ふわぁぁ……。朝か……」


 僕の体には有り余るスペースがあるベットで、僕は、寝ぼけながら体を起こした。

 

 あれ、いつもは、セリオナが起こしに来てくれるのに。


 ……あっ、今日は、俺の誕生日だったな。

 いないっていうことは、食堂かな?

 

 そこでみんな息を潜めて待っているのかな?

 なら、早速着替えて向かおう。


 着替えて廊下に出ると、使用人たちの姿が一人とも見えなかった。

 静かな廊下だ。

 やっぱり、僕の予想通りみたいだ。


 僕の部屋から食堂はそれなりの距離がある。

 僕の部屋は屋敷の二階の左奥側で、食堂は一階の右側だ。

 食堂は、手前側が使用人、奥側が僕と両親の食事スペースとなっている。

 調理室は更に奥側、ボクス料理長たちが、腕をふるっている。


 さて、そろそろ食堂だ。

 結局、使用人とは一度もすれ違うことはなかった。

 

 ふぅ。


 どういう顔をしようか考えながら、食堂の扉を押す。


「お父―――」


「「「オース様6歳の誕生日おめでとうございます!!!」」」


「うわぁ、ありがとうございます!」


 僕は、満面の笑みを浮かべた。

 もちろん祝われるのは嬉しいことだ。


「さぁ、椅子に座ってください!」


 セリオナに食堂の中心の席に誘導された。


「オース誕生日おめでとう」


「ありがとうございますお父様」


 おそらく、威厳のある父親を演じているみたいだが、実際はめちゃくちゃニッコニコである。


「オースちゃんお誕生日おめでとう!!!」


「ありがとうございますお母様」


 母は穏やかな表情で、僕を迎え入れてくれた。


「今日はオースの日だ、存分に楽しめ」


「はい!では、お腹が空いたので朝食を食べたいです」


「そうだな、でも夜に豪華な料理がたくさん出るから、少しにしておいたほうが得策だぞ」


「そうなんですか!楽しみです」


 朝食を軽く食べていると、父が僕に問いかけた。


「さて、今日は何か、欲しいことや、やりたいことはあるか?」


「そうですねぇ、あっ!お父様とお母様の魔法と『スキル』が見てみたいです!」


「そうかぁ……。では、外に出るか」


 両親の実力は、素直に気になる。


 ♢


「んー、今日もいい天気だ」


 父が空を見上げて呟いた。


「そういえば、魔法を使うのは久しぶりだなぁ」


「そうですね、私なんて学園を卒業してからほぼ使っておりませんわ」


「スキルはともかく魔法は主に戦闘に使うからな」


 魔法は、様々な職業に用いられるが、公爵家の人間は他の国との戦争や、大規模な獣の襲撃などがなければほぼ使わないに等しいだろう。

 

 まぁ、獣に関しては、最近本当にヤバくなってきてるそうだが。


「ではさっそく、目を離すなよオース。……庭を壊さないようにして、『レッド・ファイア』!」


 そう呟いた瞬間、父の持っていた杖から、赤い光とともに、大きな赤い炎が天高く飛び上がった。

 父の魔法は、火属性だ。


 前見たボクス料理長が使っていた火の魔法は、手から直接出していた。

 おそらく、放出する魔力量が一定を超えると、杖などから通さないと制御ができないのだろう。


 魔法を放つには、もちろん魔力が必要だ。

 魔力量は人によって違うがスキルとは違い、両親の魔力量を色濃く受け継ぐ形となるらしい。

 だから、魔力量に関しては、多くなるだろう。


「じゃあ、久しぶりだけど『ウォーター・ブルー』」

 

 今度は、母が呟いた、父とは違い、広大な庭にを優しく包み込むように、青い水がスプラッシュ状に弾けとんだ。


「「どうだ、オース(ちゃん)」」


 顔が近い。


「すごいです、お父様もお母様も、僕もこんなふうにできるようになりますかね」


「なれるとも!今のところお前は、光属性の魔法になる確率が高い。光の魔法は、攻撃と回復がどっちも使える魔法、たしか学園で、回復しながら攻撃している同級生がいたな」


 そう、光の魔法は、攻撃と回復ができるのだ、まぁもちろん、他の属性の魔法と比べて、攻撃の威力も落ちるし、回復もそこそこにしかならない。

 

 でも、僕はそういうのが好きだ。

 前世のゲームをやるときは、いつも攻撃と回復ができるキャラを使っていた。

 やっぱり、父が言っていた生徒みたいに、攻撃を受けながら攻撃を続けられるのは、いいと思う。


 僕は、ますます一週間後が待ち遠しくなった。

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