表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怠惰な僕の転生〜公爵家待望の子供って期待されても困ります〜  作者: はやな
第一章 怠惰な僕の転生

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/17

第5話 両親の帰還

 両親が王都に向かって七日……、一週間が経った。

 そう、今日が帰ってくる日なのだ。

 

「オーーーーース!!」


「オースちゃーん!!」


 うーん、今何時だよ、まだ薄暗いぞ。


「すみません、旦那様と奥様がオース様に会いたい一心で、夜通し馬車を飛ばしてきたそうです!」


 この部屋に来た執事が焦っている声でセリオナに伝える。

 

 まじかよ、正直うれしい気持ちもあるけど……。


「急いで玄関に向かいましょう、あっ忘れずにアモネアの花も持っていきましょう!」


 あーぁ、朝からめっちゃ騒がしい。

 執事とメイドたちの急いでいる声が聞こえてくる。


「執事とメイドは出迎える準備を」


 執事長のクロストが指示している。


「オーーーーース!!」


「オースちゃーん!!」


 扉から大きな声が突き抜けてくる。

 何回言ってるんだよ。


「ジュリアス様も奥様も、執事長たちの準備もあるのです、もう少し落ち着いてください。予定よりもだいぶ早く着いたんですから」


 父の側近ルクリスがなだめている。声から疲労がすごく伝わってくる。

 マジで大変だったんだな。

 ご愁傷さまです。


「では、全員揃いましたね。では扉を開けます」


 久しぶりの両親との対面だ。

 気合を入れて望むぞ。

 特に、アネモネの花をあげた後だ。

 大きな扉が、左右に開け放たれた。


「「「おかりなさいま―――」」」


「オーーーーーーーーーース!!おぉ、我が息子よ!やはりうちの息子が一番可愛いではないかぁぁぁ!!!」


「オースちゃーん!もぉ、寂しかった?もうこんなかわいい顔しちゃって、んーまっ、ちゅ!」


 あーぁ、すげー、勢い。

 ていうか、執事たちの挨拶を最後まで聞いてやれよ。


「そうだっ!オースちゃん、はい、お土産。ペンダントよ!」


 何だ?銀の鎖に繋がれた透明な石だ。

 

 首にかけられた瞬間、何かが起きた。


 透明の石の中心から霧が広がるように、白く澄んでいった。

 気づけば、その石は、透明だった石から深く澄んだ白に変わった。

 まるで、月のような。

 ムーンストーン――。

 

「おぉ!白になったか、ていうことは、魔法の属性は『光』になるのか!」


「まだ決まったわけではありませんよ。でもそうかもしれませんね」


「そうだな、オースが六歳になって禁忌(フォビドゥン)(フォレスト)の祠に行く時が楽しみだな」


「禁忌の森に行けるんですか?、あそこはいま(ケモノ)の発生が増えてきているんですよね?大丈夫なんですか?」


 セリオナが身を乗り出して僕の父に問う。


「それをどうするか、王都で決定したことがあった」


「そうなんですね」


「旦那様、そのことは、次の会議の時でも」


「そうだな、今は、オースとの再会を喜びたい」


「そうですね、では。こちらへ」


「うむ」


 父が歩き出そうとしたときセリオナが声を上げた。


「………あっ、旦那様の勢いに飲まれてすっかり忘れてました。オース様これを」


 僕の小さな手で、二本のアネモネの花を握る。


「ん?何だ………はっ!!」


「オース様から旦那様と奥様への花のプレゼントです」


「おぉぉぉ!!!」


「オースちゃんありがとうっ!」


 両親が目から滝のような涙を流しながら、僕に抱きついてくる。


「ふふっ、良かったですねオース様」


 んー、良かったけど、く、くるしー


「――なんだかいい匂いがするな、なんだか眠く………」


「私も………」


 さすが、庭師のグラトさんのスキル『アロマ』だ。


「皆、寝室の準備を。では、寝室へ向かいましょう」


 クロストの指示で、執事とメイドが動き出す。


 寝室に移動し、僕は、両親に挟まれ眠りについた。

とりあえず短いですが一章が終わりました。

幕間を入れて、二章に入りたいと思います。

二章は、魔法とかスキルとかね……あと勉強。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ