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杞憂とは、つまりコロニーが落ちてくることである

作者: 蔵樹りん

 杞憂は、杞という国に住んでいた人が、空が落ちてくるのではないかといつも心配していたことから生まれた言葉である。

 空が落ちてくると聞いて、ある人物のことを思い起こす読者の方もおられるであろう。

 そう、TVアニメの機動戦士Zガンダムに登場するキャラクター、ロザミア・バダムである。

 ロザミアは幼少期に、地球に落ちてくるコロニーを見たことが原因で心に大きな傷を残しており、それ以来『(宇宙)が落ちる』という言葉をよく口にするようになった。

 ということは、空が落ちる = (イコール)コロニーが落ちる、ということである。

 杞の国の人は遠い未来のコロニー落としについて思いを馳せていたのである。


 現代において、杞憂は『心配する必要のないことをあれこれ心配すること』を表す言葉として使われる。

 だが待って欲しい。本当に空は落ちないのであろうか?

 我々人類はこれまで想像の産物にすぎなかったことを、いくつも成し遂げてきたではないか。

 今後、我らが宇宙にコロニーを作ることはありえるのである。

 そして地球にコロニーが落ちてくることもありえるのである。

 その時、杞憂は今とは違った意味の言葉となるであろう。

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