表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

215/319

生徒会室でアドと裸で抱き合っていたと噂されました

いつも読んでいただいて有難うございます。

お忙しい中、誤字脱字報告、感想、いいねとうして頂いて有難うございます。

親切にもブックマーク、評価等して頂けた方には感謝の言葉もございません!

キンコンカンコーン……


終わりのベルが鳴って、長いようで短かったテスト期間が終わった。

今最後の世界史のテストが終わったのだ。


「やったー」

「終わったぜ!」

最後のテストの終わりのチャイムで皆が歓声を上げていた。


「おいおい、お前ら、まだテストの解答用紙の回収していないぞ」

ベルタン先生が注意するが、


「でも、先生、俺達、今回もがんばったんですから」

アルマンが言い訳する。


「まあ、そうだな。Eクラスが平均点でトップ争いをしているなんて信じられないよな」

「先生。去年の一学期も一位でしたから」

アルマンが自慢して言う。


「今年もA組に勝っていると良いな」

「絶対に勝っていますから」

「それだけ頑張りましたもん」

先生の言葉にバンジャマンとノエルが確信をもって答えていた。

まあ、私も今回はアドのお陰で物理も出来たと思う。

今回はA組に勝てたはずだ。


私達には自信があったのだ。


「でも、このまえみたいにご褒美に王宮のお茶会は遠慮したいんだが、フラン」

「えっ、あれの文句は陛下に言ってくださいよ。私が言い出したんじゃないですし、私も嫌だったんですから」

ベルタン先生に私が嫌そうに言うけれど、私はもっと王妃様とのお茶会は嫌だ。


「何言っているんですか、先生! フランもよ! あなたはいつも王妃様とお茶しているからそんな事言うのよ。私なんて初めて王妃様とご一緒できて夢みたいだったんだから」

ノエルが言うが、


「何言っているんだよ、ノエル。お前の目の前にも未来の王妃様がいるじゃないか」

ベルタン先生が言ってくれるんだけど。


「えっ、未来の王妃様って、そう言えば、フランは第一王子殿下の婚約者だった。何かフランが将来的に王妃様になるなんて信じられないけれど」

ノエルは失礼なことを言ってくれる。


「ま、フランが王妃様になったら先生の給与を上げてくれたら嬉しいぞ」

ベルンタン先生が好きなことを言って出ていった。


「未来の王妃様ね。私はあんまりなりたくないのよね」

私がボソリと言うが、


「えっ、そんなものなの?」

ノエルが聞いてきたが、


「そらあ、貴族社会は魑魅魍魎がうじゃうじゃいる世界だもの。私がやっていけるか、とても心配よ」

私が心配そうに言うと、


「まあ、フラン様。そういう時は私達が守らせていただきますわ。当然メラニーらもお守りするわよね」

ジャッキーが進んで言ってくれた。


「私はフランの心配するよりも、あなたに逆らって雷撃受けて泣き叫ぶ貴族達が目に浮かぶんだけど」

メラニーがボソリととんでもないことを言ってくれた。


「ちょっとメラニー、それどういう意味よ!」

私がムッと聞くと、

「だってフランが切れているときに更に火に油注ぎに来る貴族っていそうじゃない?」

さも当然とばかりにメラニーが言ってくれた。


「でもいくらそんな奴でも素人に雷撃は浴びせないわよ」

私は言い訳するが、

「うーん、フランなら、やりかねないよな」

アルマンまで言ってくれるんだけど、


「そんなに言うんならやってあげましょうか?」

「いや、ちょっと待ってフラン。お前が言うと洒落にならないから」

私が言うと、アルマンが慌てて逃げ出した。


「失礼しちゃうわ。友達にやるわけないじゃない」

私が眉をしかめて言う。


「いや、フラン、冗談になっていないからな」

アルマンもバンジャマンも必死に逃げようとしているんだけど。


「ほらほら、皆もそう思っているじゃない」

メラニーが言ってくれるんだけど。

「なんか違う」

私が怒っている時だ。


「姉上! どういう事なんですか!」

何かで完全に怒り狂った装いでジェドが飛び込んできた。


「えっ、ジェド、どうしたの?」

私が驚いて聞く。私は、まだ、貴族達に雷撃もしていないはずだ。


「どうしたもこうしたも無いですよ! 俺が忙しい時間を割いて、姉上のクラスの皆に教えている間に、姉上が殿下と生徒会室で裸で抱き合っていたなんて、噂が流れているんですけど」

ジェドの言葉は私にとって青天の霹靂だった。


「な、なんですって!」

私は空いた口が塞がらなかった……

どうやってキスしただで、裸で抱き合ったになるのよ!

誰よ、そんな事を言っているのは!


私は犯人が判ればそいつこそ、即座に雷撃しようと心に誓ったのだ。




さて、噂の大元は何処?

ここから怒涛の山場に突入します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
私のお話、ここまで読んで頂いてありがとうございます。

【コミックシーモアで電子書籍化】

『王子に婚約破棄されたので、義理の兄が激怒してこの国を滅ぼすと叫び出したんだけど……』https://ncode.syosetu.com/n9991iq/


このお話がコミックシーモア様で電子書籍として先行配信中(シーモアへのリンク)https://www.cmoa.jp/title/1101429725

お義兄様とエリのダンジョン冒険の2万字の新規書下ろしとシーモア特典ss付
表紙画像

表紙画像
「次にくるライトノベル大賞2023」https://tsugirano.jp/
に皆様の応援のお陰でこの私の書籍がノミネートされました。
なんと上から5つ目に!

【この話が書籍化】

しました!
アルファポリスのレジーナブックスにて

『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』

全国1200以上の書店にて発売中です。表紙画像は11ちゃんさんです。
表紙画像
表紙絵をクリックしたらレジーナブックスの説明ページに飛びます。

■アマゾンへのリンク


■楽天ブックスへのリンク


■hontoへのリンク


手に取って読んで頂けたら嬉しいです。

つぎラノエントリー記念としてフランの子供時代の話書き出しました

新作

『小さいフランの大冒険『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません外伝』魔物も王子様も魔王だって怖くありません。でも、王妃様とマナーの先生は苦手かも……』

https://ncode.syosetu.com/n6598im/
私の

次の小説

はこちら!

『推しの悪役令嬢を応援していたら自分がヒロインでした』

https://ncode.syosetu.com/n2714ht/

前世でいじめられていたシルフィは、ゲームの中で悪役令嬢タチアナに助けられたのだ。そして、そのゲームの世界に転生したと知った時からタチアナの力になりたいと思っていた。ゲームでは悪役令嬢タチアナは婚約者に近づくヒロインを虐めて修道院送りになってしまうのだ。でも、いきなり入学式でタチアナと婚約者に会ってしまったシルフィは、ゲームの中でしか知られていないタチアナの恥ずかしい秘密をバラしてしまい、二人に驚かれてしまうのだ。そんな中、シルフィが面白いと上級生のアルに興味を持たれてしまい、大変なことになっていく。シルフィも知らない秘密もあってそれが判明した時にのっぴきならない状況に追いやられるシルフィのシンデレラ物語。
時計の鐘が12時を打つ時にシルフィの未来はどうなる?
今回もハッピーエンド目指して頑張ります!
私の最近

完結した小説

はこちら!

『モブですら無いと落胆したら悪役令嬢だった~前世コミュ障引きこもりだった私は今世は素敵な恋がしたい~』

https://ncode.syosetu.com/n8311hq/

【新作】

始めました!

『聖女として召喚されたのに王宮を追放されて我儘貴公子の奴隷にされました。でも、いつの間にか溺愛されるシンデレラストーリー』https://ncode.syosetu.com/n6661in/

新作


『転生したら地味ダサ令嬢でしたが、助けてくれた王子様に恋してしまいました。』

https://ncode.syosetu.com/n9394ik/
前世病弱のヒロインが地味ダサ令嬢(平民)に転生して王子様に助けられて恋してしまう話です。身分差を持ち前のパワーで知らぬ間に弾き飛ばす物語になる予感が……

そのサイドストーリーがこちら


『転生したヒロインのはずなのに地味ダサ令嬢に脇役に追いやられてしまいました』

https://ncode.syosetu.com/n3874il/
実は地味ダサ令嬢の親友がヒロインでしたと言うお話です。地味ダサ令嬢の凄まじいばかりの行動力の前に翻弄されるヒロインのお話です 私の

一番の大作小説

はこちら!

『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』

https://ncode.syosetu.com/n8911gf/

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ