改訂したので削除
改訂したので削除です。
削除の仕方がわからなかったので削除対象ですが置いておきます。内容は LEVEL 1-3 と同様です。
フェアリーが丁寧に説明をはじめる。
「大昔のこととだけ設定されていたらしく何年前かわかりませんが、この世界エンジェルズ ガーデンは大天使ルシフェルが言葉通り、天使達の庭として創造されました。
そしてルシフェルは庭に植物の種を撒くように”人”を創り出したとあります。
そして四大天使である
ラファエルは風を
ウリエルは土を
ガブリエルは水を
ミカエルは火を
エンジェルズ ガーデンに与え、各々自身らの下の階級である天使や精霊に役目を委ね、ルシフェルと共にこの世界を見守っている、となっています。」
「そして約100年前、月日と共に人々の信仰が薄れ、この世界の創造主である天使達の加護がもっとも薄れていた時代にエンジェルズ ガーデンの人口がもっとも少なかったこのダブリス大陸の北地域に魔界と冥界の王達が手を組みゲートを開きました。」
「そして彼等悪魔や死者達の総称である魔族、そして元々この世界に住んでいたゴブリンやオーク等の蛮族を支配し手駒とした、魔族軍に侵攻され続け、約50年前にはダブリス大陸の北側と中央地帯の制圧を許してしまいます。
そして49年前にようやくバラバラに戦っていた人間達が種族の垣根を越えて大国メルキセデクを建国します。」
「戦争の為、戦う為に必要とされた魔法や魔力を施された装備は天使達の存在無しには使ったり作ることは出来ません。
皮肉なことに戦争が続いた結果、天使達への信仰心が再び人々に浸透し、魔法や装備品の質が高まり、およそ30年前には戦線は拮抗、ここ20年では大陸中央地帯の半分まで押し戻し、現在は戦争こそ続いているものの、大陸南部の王都メルキセデクは安定しています。」
「そしてその頃から、以前は義勇軍として正規軍と共に戦っていた人々が自由を求め、徐々に「冒険者」と呼ばれる人々が増えはじめ、ここ4,5年で冒険者の数は急激に増えました。
今私達がいる時代はそんな時代ですね。」
「そしてこれから世界は貴方達の知っている世界へと進んでいくわけですが・・・。」
一度フェアリーが言葉を切る。ベルとリンはゴクリと唾を飲む。
「貴方達がこのまま何もせず、いたずらに時間を浪費していけば間違いなく、この世界は魔族軍に支配されるでしょう。
何故なら、メルキセデクの正規軍はここ数年で大幅に数を減らしています。大勢の人が冒険者になったからです。」
「本来この世界で魔族軍と戦い時代の流れを変えていく、冒険者という者達は確かに多くいます。
しかしその活躍はプレイヤーとしての”中身”のいる強者冒険者達が協力しあった力あってものです。
エンジェルズ ガーデンというオンラインゲームは プレイヤーである冒険者達が協力しあい、メルキセデク軍の主要人物達を助け、ストーリーを進めるというゲームでした。
しかし純粋にこの世界の住人になってしまった冒険者の実力では残念ですが魔族軍には歯が立たないでしょう。
彼等は自我や感情を持ち成長するとはいえ、プレイヤーであれば使えるシステムを使う事が出来ないのです。
服を着替えたり、装備を付け替えるのも1つ1つリアルに手作業でしなければ出来ないのです。
エンジェルズ ガーデンというゲームの難易度の高さはお二人も知っての通りですからそれが使えないとなるとどうなるかはおわかりでしょう・・・。」
そして先程も言いましたが、この世界も今や時間の流れがあります。
王都メルキセデクが堕ちれば貴方達も含めた全ての人間が一生魔族や蛮族の奴隷として生きていくことになるでしょう。」
二人はそれを聞いて「やっぱりか」とげんなりするほかなかった。