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アニメのお仕事・改  作者: 万卜人
#4 衝撃のキャラ設定
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依頼

 山田は宙を睨んで叫んだ。


「木戸監督ができないなら、なおさらおれたちにできるわけない! おれたちゃ、絵描きで、作家じゃないんだ!」



 ──あんたらしかおまへんのや。何しろ、『蒸汽帝国』の世界を一等、理解しておるのは、あんたらやからな。あんたら三人と、三村はん。新庄はんの五人で、ストーリーを続けて貰いたいねん。



 市川は山田の真似をして宙を睨みつけ、叫んだ。

「どうやって? どうすりゃいいんだ?」



 ──何でもええ。あんたらのやりたいように、やりなはれ。何でもええから、ジタバタすれば、それがストーリーになるんや……。



〝声〟が徐々に遠ざかる気配がして、市川は慌てて喚いた。


「おい、待て! そんな無責任な……! それに、木戸さんは、どうなってる? なぜ、木戸さんの名前が出てこない?」



 ──あん人には、別の役目がおます……。



 謎めいた口調を最後に、〝声〟はふっつりと跡絶えた。



 がちゃーん、どしーんと重々しい機械音が戻ってくる。

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