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アニメのお仕事・改  作者: 万卜人
#4 衝撃のキャラ設定
39/213

関西弁

 ──夢や、おまへんで……。



 モチャモチャした関西弁に、三人はギクリと身を強張らせた。

 あの〝声〟だ!



 ──『蒸汽帝国』が結末がないままアニメ化されましてん。

 仰山のお人が、木戸はんの『蒸汽帝国』ちゅう世界を共有して、この世界が生まれましたんや。このまんまだと『蒸汽帝国』は未完成になってまう。

 そりゃかなわんちゅうこって、あんたらを呼び寄せたちゅう話しでおま。


「その関西弁をやめなさいよっ! あたし、これでも関西出身なのよっ! あんたのインチキ臭い関西弁を聞いていると、苛々しちゃうわっ!」



 ──ほな、失礼します。ほんでも、この口調、わいの地ぃやからしゃあないな。我慢しとくれまへんか?



 洋子の怒りの爆発にも、蛙の面になんとかで、〝声〟は、しゃらっと言葉を続けた。



 ──あんたらにして欲しいのは、なんとか『蒸汽帝国』のストーリーに結末をつけて貰いたいんや。お願いでけまっか?



 市川は仰天した。

「ストーリーに結末をつけろ? 馬鹿を言うな! それは木戸監督に言えよ!」



 ──その木戸監督はんが手ぇ上げてしまったさけ、あんたらに白羽の矢が当たったちゅうわけだす。

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