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アニメのお仕事・改  作者: 万卜人
番宣・その四
166/213

スローガン

 しかし、どうにも帝国軍の嵩に掛かった戦い方が気に食わず、どうしようかと迷っていた。これでは、ただの戦争賛美アニメになってしまう。


 いや、木戸は戦争を否定する気も、賛成する気もない。ところが、視聴者は上辺だけでも「戦争反対!」というスローガンがないと(表向き)顔を顰めるポーズを取りたがる。

 一応は、戦争の虚しさ……厭な言葉だ! これだけ戦争の虚しさをテーマにしたアニメが多いのは、いかに視聴者が戦争アニメが好きかという証拠だ! ……を、テーマにしないと、後が続かない。



 ドタバタ戦争アニメか……。



 悪くないかもしれない。それなら、視聴者に対しても「これは、戦争がいかに馬鹿らしいか、訴えるためのアニメです!」と、大威張りで主張できる。

 しかも、原画マンは、意外とドタバタ場面が好きである。思い切りキャラクターを動かせるカットが回ってくると、たいてい原画マンは「こりゃ、大変なカットだなあ!」と不平をこぼすが、本当はわくわくしながら作業に入るのである。


 絵コンテを描きながら、木戸は戦闘場面を、どの原画マンにやらせようか、考えていた。


 こっちの帝国軍は、メカが得意なあいつにやらせよう……。バートル国側は、前にファンタジー物で、恐ろしく手の込んだカットを素晴らしい作画で処理してくれた、あいつなら任せられる……。

 木戸は頭の中に、それら原画マンの顔を思い浮かべながら、絵コンテ作業を続けていた。

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