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アニメのお仕事・改  作者: 万卜人
#8 強襲の美術設定
103/213

OKサイン

 市川は三村を見た。


「そりゃ、常識的に考えれば、木戸監督に渡してOKを貰う段取りだよ。三村が制作進行なら、届けなきゃならねえ……」

「僕が、ですか」


 恐る恐る、三村は市川と山田から設定画を受け取った。



「わっ!」



 三村は小さく悲鳴を上げた。

 何と、受け取った三村の手許から、設定画がじわじわと空中に溶け込み、消えていった。

 きょろきょろと五人は、客室の内部を見回していた。


「どこへ行った?」

「消えちまったぞ!」


 はらり……と空中から再び用紙が出現し、ふわりと床に舞い散った。

 一枚を手に取り、市川は喚いていた。


「これを見ろよ!」


 全員が市川の手許を注目した。市川は一同に用紙がよく見えるよう、掲げた。


「木戸さんの……」と新庄。

「OKサインだ!」これは山田。


 出現した設定用紙には、木戸監督のOKサインが、でかでかと書かれていた!

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