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勘違い

作者: せおぽん
掲載日:2026/02/16

どん。


「きゃっ」

うっかり、背の高い男の人にぶつかってしまった。


「ごめんなさい」

謝ろうと相手を見上げると、私好みのハンサム顔。スタイルも良い。スーツも決まってる。


私が、どきどきしていると彼は「結婚しよう」と言った。


人違い? 後ろを振り向いたけど、誰もいない。


『あ、コイツ。やべえ』


私は、くるりと踵を返し一目散に逃げ出した。



アパートの扉の前で深呼吸する。


それにしても良い男だった。あんな人が彼氏だったら嬉しいのに。しかし、いきなりなんだ? 結婚しようなんて。そんなバカな話あるわけないじゃない。


私がアパートの扉をあけると、中には私が立っていた。


「おかえり。チヨコ。私はあなた。未来のチヨコよ」


は?


「驚かないでね。」


もう、驚いてるよ。


「あなたは明日、運命の人からプロポーズされます。とても、あなた好みのハンサムよ。高身長でスタイルも良し。未来のマッチングアプリは過去に干渉できるのよ。苦労したんだから。感謝しなさいよ」


恩着せがましいな。確かに私に違いない。しかし、全て合点がいった。


「ねえ、未来のチヨコ? 今日は何日か知ってる?」


「2月1日でしょ?」


「2月2日よ」


未来のチヨコは、落胆しオデコに手をあて天を仰いだが、すぐに気を取り直した。


「まあ、いいや。次はうまくやってよ。今度は日付を間違えないでよね」


そう言って、未来のチヨコはポワンと消えた。


なるほどね。今度は私が過去に戻って、もう一度私に予言を伝えればいいわけだ。いいじゃない。なんだか、わくわくしてきたわ。



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