プロローグ「来世に期待!」
この物語を始めるにあたって1つ思い浮かべて欲しいものがある…それ努力は一体なんのためにあるのだろうか…
人生をより良く幸せにするため?
大切な人を守るため?
生きるため?
3つの例えばの理由を出させて貰ったが… 結局は1番最後の生きるために繋がっていると思う…
生きるために最低限の努力をし終わったものが幸せを思い求めるものだ…しかしこの世は理不尽
誰しも最低限の努力の量やスタートラインが違うというものだ…生まれた時点で明日が訪れない努力のしょうがない者だって沢山いるのだろう…努力することができるだけでも幸せと思うことが大切である
まぁこんなことを説いたのは俺の人生の愚痴を話したいだけだが…
まぁその愚痴は単純明快…頑張ったことが報われなかった…
努力は人並みにした…でも幸せになれなかった…
夢半ばで俺は死んだんだ…
努力が報われるって一体なんなんだろうか…?
人は平等とは言葉だけのことなのだろうか…?
来世があったとしても俺は努力しようとは思えなかった…
そしてさっきから違和感があった…死んだはずなのになぜ意識があるのか…
今気がついた、自分の前に女性が立っていることに
「あら、気が付きました?私は女神です」
女神?そんなものが存在しているのだろうか
「ええ、もちろん…存在してますよ」
思考が分かるのか?じゃあ声に出す必要は無いか
「人知を超えた力を持ってますからね…それくらいできますよ!えへへ」
…なんだろうか、やっぱり読んでたラノベ通り女神ってのはアホなのだろうか…?
「誰がアホよ!?」
敬語じゃなくなってるぞ…女神のアイデンティティのひとつじゃないのかぁ?
「そういうのもういいから!…あなたには前世頑張ったのに報われなかったらしいわね…」
そうだが…まぁお前に同情してもらう必要はないぞ
「 だ か ら ! 」
「あなたには転生先の条件を1つ選んで…何か1つ能力を与えるわ…女神の祝福ってやつよ!」
うーん…やっぱり魔法のある世界がいいな…能力は努力したくないから…なんか人生が楽になるやつ
「テキトーね…まぁ私がなんか人生が楽になりそうなスキル適当に選んでおくわ…」
魔法がある世界に転生できるだけで何も文句はねぇよ
「…あっ!1つだけあなたの望む条件に当てはまる世界の産まれてくる命に魂が空いてる枠があるわ!」
何言ってるかよく分からないけどそこでお願いします
「じゃあ…あなたの魂…その世界に飛ばすわね!」
その瞬間…辺りは光に包まれ…目を開けると…
新しい人生の幕開けだった