第46話 七罪の怠惰
パーティーの邪魔をしたオリバーたち。
酒を片手にワイワイ騒いでいた沈黙の教会のメンバーたちは、破れたドアを見て動きを止めた。
皆が思った。誰だ、こいつらは――と。
すると、メンバーたちの頭の中に声が響いた。
その声は神父のものだった。
ドアを破ってきた者たちは侵入者だ、と伝えた。
「侵入者か……」
メンバーたちが一斉に襲いかかろうとした時、コズモは自分の槍を手に取ると、素早い突きを放った。
前方にいた六人は一瞬で壁の方へ吹っ飛び、そのまま気絶した。
コズモはオリバーたちに向けて言った。
「雑魚は俺に任せてくれ。まだまだ動き足りないぜ」
その言葉を聞き、オリバーたちはコズモにこの場を任せることにした。
奥のドアを開けようとした瞬間、奥から声がした。
「————ランダムテレポーテーション!」
オリバーは気づくと、教会の地上に戻っていた。
メリアも一緒にテレポートされていた。
しかし、目の前には知らない男がいた。
あぐら座をしながら片手に杖を持ち、もう一つの片手は手合わせするかのように前に出していた。
見た目は黒髪で、目を閉じており、モフモフしたジャケットを着ていた。
誰なんだ――。
二人は言葉にしなかったが、同じことを思った。
しかし、男の動く気配はない。
「…………Zzzzzzzzzzzzz」
「ズーッコーン———!」
寝てるのかよっ! とメリアはツッコミを入れた。
しかし、彼は反応しなかった。
「どうするメリア、このまま進む?」
「そ、そうね……本当に寝ているのならね」
二人は彼の後ろを回って進むことにした。
そろ〜りと、ゆっくり遠回りするように歩く。
しかし男は、手をオリバーの方へ向けた。
「Zzzzzzz……永眠の誘い……」
いびきをかきながら、そう詠唱した。
オリバーは身体の異変に気づく。
感じたことのある、重い眠気を。
「わっ、ちょっ、オリバー!」
倒れる際、メリアはオリバーの肩から離れた。
バタンっと、オリバーは木の床に倒れる。
メリアは指から雷の魔法を出そうとするも、その時、メリアにも重い眠気が走った。
(うっ、嘘……私にも効果があるなんてっ———)
空中で飛んでいたメリアは、そのままオリバーの腹の上に落ちた。
男は立ち上がり、オリバーたちに近づく。
すると、自分のジャケットをオリバーにかけた。
そして教会の長椅子の下から敷き布団と毛布と枕を取り出し、
そして————寝た。
「———————Zzzzzzz」
投稿が遅くなりました、すいません。
今日の午後に追加の文をも入れます




