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エスペーロ•ケ•ナンオピオラ 俺はそれでも頑張る   作者: ケロタコス


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グランドアリーナデシーザー編始動!

「とりあえず来てサボン」


「はいっ……!」サボンは少し緊張した表情でうなずいた。


 光の勇者とサボンは王の間から出て、廊下を歩きながら会話を続けた。


「三日後にデハーマ帝国に向かうわ、その前に君を特訓する」


「わかりました、光の勇者様」

「ナタリアでいいよ」


 こうしてサボンとナタリアの特訓が始まるのであった。



 その頃、オリバーたちはギルドに居た。


「結婚しているの!」

オリバー、タツミ、メリアの三人は一斉に驚きの声をあげた。


 アレックスが結婚していたことに、みんなは驚きを隠せなかった。


 アレックスが結婚していたという話に、全員が驚きを隠せない中、

オリバーだけはタツミを見て疑問を抱いた。


(……あれ? なんでタツミも驚いてんだ?)

(ってことは、タツミも聞かされてなかったのか?)


 妙な違和感を抱えたまま、オリバーはみんなと一緒に食事をとりつつ、アレックスの結婚話に耳を傾けた。




 ——国の騎士団長として働いていたアレックスは国の姫に一目惚れした当時の王様に話をした、アレックスは王様から魔族が占拠した城をどうにかしろと言われた、その前に姫と話をしたら姫様も彼の事も惚れていた、姫は僕の無事でいるために特別な工房に頼み、鞘を作ったらしい。

 アレックスは一人で城に向かい、その鞘のおかげで、城壁から放たれた矢から守り、そのまま城の城門を破壊して城を制圧した。


 オリバー「すごいなぁ一人で城を落としたのか」

 アレックスはちょっと照れていた。


「すごいなぁ、一人で城を落としたのか……」

オリバーが呟くと、アレックスは少し照れたように肩をすくめた。


「なぁ、アレックス。もっと剣術、教えてくれないか?」

アレックスは頷き、ノートを開いて一言。


《いいよ。特訓しよう》


 オリバーは、異世界で信頼できる友達を作れたことに感心していた。


「まあわかったわ、私とタツミはショッピングしてくる」

「....じゃ後でギルドに合流しよう」

 とタツミは言い、グループは二手に分かれた。


 オリバーとアレックスは街を歩きながらいつもの場所に向かっていた。

「あっそうだ! 隣街に闘技場の大会あるらしいから行こうぜ!」とオリバーがアレックスに言うアレックスそれに同意して二人は闘技場に向かった。


「まずはどうやって隣街に行くかな?」とオリバーが悩んでいる間にアレックスはオリバーの肩にトントンをして後ろに送迎馬車をしている店があった、費用は銀貨2枚、俺たちは一枚ずつを出して払った。



 ——隣街はすぐに近くだったから1時間も掛からなかった。


 そしてオリバーとアレックスは隣街に着いた。


 オリバーたちはすぐに闘技場に向かい、オリバーは闘技場の大きさに驚いていた。

「おおおお! これ闘技場!」と初めて闘技場を見ていたが受付の方見ると長い行列ができていた


「うおおおおすごい行列!」


 オリバーたちは後ろの行列に並んでいた人に話かけた。


 並んでいた人の髪は白銀だったからオリバーはてっきりおばさんかと思い肩をトントンして質問した。



「すみません、おばさんここは大会の受付ですか?」

振り向いたのは二十代のお姉さんだった。


「誰がおばさんよ」


オリバーは光の勇者だと知らずに話しかけたのだった。


 そして白銀のお姉さんの前から身に覚えのある黒い服装した女の子がいた。


「うん?」と反応して後ろを振り向いた女の子はサボンだった。


 そしてサボンとオリバーは目と目が合った、両者は驚き思わず反応した。


「あっ!」


 サボンはオリバーの胸ぐら掴みをオリバーを揺らしていた。



「オリバー……この野郎! 私の針のケース、返しなさい!!」


「あーあーあー、わかった、わかった、返すよ」

 首をぐらぐらしながら返事した。


 オリバーは持っていたバッグから針のケース探して、サボンに返した。


「というか、何でサボンはここにいるの?」


「私は特訓するために来たの、

 オリバーの方こそ何でここに?」


 質問されたオリバー自信満々に答えた。


「自分のどれぐらい強いのか知りたい!

 それと金がもらえるかもしれないからだ!」


 (もし賞金をもらえたら、俺は本屋でマークしたマンガを買う!)


 サボンはアレックスの方見ていた。


「知り合い?」


オリバー:「ああそうだ、サボン。紹介するよ。こっちはアレックス。俺たちのパーティーの仲間で、剣の達人なんだ」


サボン:「……初めまして、アレックスさん。よろしくお願いします」


 アレックスは無言で軽くうなずき、懐からノートを取り出すとサッと何かを書いた。


 《よろしく サボンさん》


(……喋らないで、ノートをもしかして喋れないのか?)


 一瞬だけサボンは戸惑ったが、すぐに表情を戻した。


 アレックスはもう一度だけ軽くうなずいた。


「オリバー...こっちに来て、さっきあの人に何か言った?」


 サボンは白銀のお姉さんに指していた。


「ああ間違えておばさんって言っちゃったよ」

(というか初めて見たよ、若い人であんな白い髪なんて)。


 それを聞いたサボンの顔は焦っていた、


「オリバー、とりあえず失礼なことを言うのを気をつけて、 彼女は光の勇者なんだよ」


(えっマジかよ、あの城門を半壊した勇者なのか! )

 

と驚きながらオリバーさらに思った。


「もしかして勇者も出るの、この大会に?」

 とサボンに質問をした。


「いや彼女は出ないよ私が出るの、彼女からもらったアドバイスで実戦で試すの」


 こうしてオリバーたちが話している間行列は進み、受付が目の前にあった。


 受付嬢「どの大会に出場しますか」

「大会には三種類があり」


 ビギナー、初心者冒険者用、

 武器は闘技場のものを使い、魔法は使えません、特殊能力なら使えますが生命に害するは禁止。


 チャレンジャー、慣れている冒険者用、

 手持ちの武器が使える、殺傷能力が高いものは禁止、魔法が使えるただし大魔法の使用は禁止 特殊能力はさっきと同様、殺しは禁止です。


 マスター、ベテラン冒険者用

 チャレンジャーと同様だけど大魔法の使用が使えます。


 と簡単な説明した

 オリバー「初心者用で」

 受付嬢「ビギナーですね」

 サボン「チャレンジャーで行きます」

 受付嬢「わかりました、他の二人は」

 とアレックスとナタリアに質問したが二人ともは参加を拒否した。


 そして俺たちはサボンたちと分かれた。


 受付嬢から大会の日は明日から始まるらしい。



次回「罠にかかったオリバー」

予想外の相手、奇抜なスキル、そして……敗北の予感?
























 

 

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