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(二)-16

 その後、部屋中に散乱していたゴミはだいたい片付け終えた。そして午後四時頃に清掃業者がやってきた。その人たちと、有井たち三人でまとめられたゴミは全て業者の清掃車の投入口に放り込んだ。

 そのおかげで部屋の中はだいぶすっきりした。ハエはまだどこからともなく飛来していたし、匂いはまだまだ残っていたものの、引越のための荷造りはいよいよ明日にも着手できるだろう。

 当初藤並は、作業は一週間くらいかかるかもしれないと絶望的な観測を述べていたが、ゴミの搬出後には、家具類はそう多くない上に部屋数も少ないため、あと二、三日あれば新居へ荷物を全て移すことができるだろうと言っていた。

 意外とすっきりとした部屋を見て、有井も少し安心した。この部屋に来た時は猛烈にヤバイ現場に来てしまったと、このバイトを始めて以来初めて後悔したからだ。

 その後藤並は見積もりを作成して、午後五時過ぎに三人は部屋から退出した。この日の作業はここまでだった。


(続く)

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