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(二)-14

 思わず逃げ出したくなる衝動をなんとか抑えながら、勇気を出すように心の中で自分に言い聞かせて、それと対峙を試みた。

「おいおい、そんなことしていると、日が暮れちまうぜ。業者が来たら、すぐにゴミを載せられるようにどんどんまとめていかないと」

 そう言いながら有井の背後にやってきて、有井の作業を覗き込んだ。

「うぉ、確かにこれはフリーズするな。どんな特級呪物だよ、これ」

 そう言うと、松阪は独り言で「やべえな、これ」と何度も連呼しつつ、ステンレス製と思しき三角コーナーを素手で掴むと、素早く持っていた大きなビニール製のゴミ袋にそれを三角コーナーごと放り込み、「除霊完了!」と言った。


(続く)

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