表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/30

(一)-2

「京浜東北線神田駅の人身事故のせいで完全にストップしてしまって……」

「とりあえず拾えたから良かった」

 運転席にいる男性が答えた。そして「時間、押しているから、すぐ行くぞ」と続けた。この男性も引越屋の作業着を着ている。胸には「藤並新太郎」という刺繍が入っている。

「ほら、制服。車内で着替えな。狭くてあれだが」

 松阪から制服を受け取りながら、「今回の現場はどこなんですか」と有井は尋ねた。

「今回は文京区本郷のマンションだ。ああ、そういえば、依頼主は既に新居に移り、現場にはもう住んでいないらしい」


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ