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(二)-15

 さらに部屋のあちこちに、赤ちゃん用のおむつが放置されていた。それらはもちろん、使用前ではなく、使用済みのものであった。そして天井付近には何匹もの大小様々なハエが数多く羽を休めたり飛行を続けたりしている。

 先に入った藤並が掃き出し窓を開けてハエを外へと追いやる。多くのハエが新たな世界へと旅立っていったようにも見えるが、その約半数以上が、開けっ放しの窓から再び部屋へと戻ってきているようにも見えた。

「完全にゴミ屋敷だな」

 ダイニングの奥にある部屋を覗き込みながら藤並がこぼした。

「ひでえな」

 松阪も一般的過ぎる感想を漏らした。


(続く)

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