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転生姫  作者: 有栖川 すず
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序章

拙い文章ですが、温かい目で見ていただければ幸いです。

また、誤字脱字等あると思いますが、ご了承ください。

 五十嵐天、25歳。

 職業、編集者。



 趣味は読書と映画鑑賞。

 どちらも、現実逃避することが出来るから好き。

 好きな食べ物は誰かの手料理。

 今までの人生で食べたのは1度だけだけど……。



 苦手な食べ物は特になし。

 だけど苦手なことならたくさんある。

 人の目を見て話す事。

 人の前で話す事。

 自分の意見を相手にはっきりと伝えること……などなど。

 言い出したらキリがないくらい、私は欠点だらけの人間。



 私の人生を一言で表すと、『悲惨』だと思う。

 両親からは愛されず、職場では残業続き。

 今まで付き合った人はいたけど、ろくに続いたことが無い。

 ある人には付き合って数日で浮気をされ、またある人には、勝手に保証人にされた挙句、多額の借金だけを押し付けられ、逃げられた…。



 自分では支払いきることが出来そうにない借金。

 毎日の平均睡眠時間は2時間。

 休日なんてものは存在しない。

 正直、死にたいと思ったことは1度や2度だけじゃない。

 でも意気地なしの私に、自ら命を絶つということが出来るわけもなく……。

 結局、今日まで生きてしまっている……。



 ―――バタン。


 夜が明け始め、太陽が顔を出し始めた時間帯。

 私はやっと自分の家に帰ってきた。


 あぁでも、あと2時間後には家を出ないと……。

 ご飯を食べないと…。

 お風呂にも入らないといけない…。

 数日仕事場に泊まる生活をしていたから、洗濯物も溜まっているし……。

 そんなことをしていれば、きっと寝る時間なんてない。


 ご飯は食べなくてもいいかな。

 お風呂も…仕事に行く前にサッとシャワーだけ浴びれば…。

 洗濯物も……。


 取り合えず今は一刻も早く寝たい。

 眠気が限界だった私は、服も着替えず、メイクも落とさず、そのままの姿でベッドに倒れ込んだ。


 仕事に行ったら、あの人に連絡を取らないと……。s

 後は、途中までやってあった資料を完成させないと……。

 なんて頭の中で仕事の事を考えられた時間は数秒。


 あ、目覚ましかけてないかも……。


 そう思ったけど、もう目を開ける力も手を動かす力もなく。

 私はそのまま眠った……。


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