商人の街・ケルテスでお買い物
今回はのほほんとしたお買い物回です。
ではどうぞ。
俺たちが冒険者の街を出て三日。俺たちは、隣街のケルテス(別名:商人の街)に来ていた。ここは・・・地獄になりそうだ。
「とりあえず、中に入ろう。あと、お金は持っているか?」
(俺含む)全員に星金貨以外を12枚ずつ持たせている。ちなみに星金貨は俺が持っている。無くしてなければそのまま自由行動を開始するが・・・まあ杞憂だったようだ。
「大丈夫だよ。」「ちゃんと持ってるよ。」「大丈夫。」
「了解。じゃあ自由行動開始。・・・あの、俺は一人で確認したいものがあるのだが?」
なんと全員が俺についてくる。もうやってられない。
「嫌だもん。私はタツトと一緒にお買い物したいの。」
そう言ったのはカンナだ。俺はちょっと理由を聞いてみた。
「なんで俺なんかと一緒に買い物をしたいの?」
「だって一緒に居たいし。女の子って好きな人と一緒にお買い物するのが一番楽しいから。」
「・・・分かった。一緒に見て回ろう。」
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俺たちは、まず服を買いに行った。これは三人の強い要望である。今は少し高いけど良い服が買えると評判の服屋に居る。ちなみに今は、スカートを決め終わり服を選んでいる最中である。
「ねぇタツト。これどうかな?」
「・・・カンナはもっと服に明るい色を混ぜても良いと思う。」
俺たちはこの先魔法で髪色と目の色を変えて生活する。
俺は白髪蒼眼 カンナは金髪碧眼 ハナは赤髪黒眼 アヤは蒼髪緋眼になっている。
カンナの髪色と目の色だと、青を基調とした服に赤とか橙とか混ぜてみると良いかもしれない。下はロングスカートらしい。
「ねぇねぇ私は?」
「・・・ハナは白を基調とした服に、赤とか黄色とか緑とかを混ぜてみると良いかもしれない。」
「じゃあ私は?」
「・・・アヤは緑を基調とした服に白や黄色とかを混ぜてみると良いかもしれない。」
そして着てみると案外マッチしていた。俺の特技(?)かもしれない。
続いてアクセサリー屋で俺は三人の指輪を、三人は思い思いのアクセサリーを選んでいた。
今更だがこの街の物価は意外と安い。そして俺が選んだ指輪はシンプルで飾らない指輪にした。三人はカンナがネックレスを、ハナがブローチを、アヤが髪飾りを買っていた。後で着けてと強請られるだろう。まぁ承諾するが。
次は生活必需品を買って、その次に家を買った。広さは少し広めで四つの小部屋があって一部屋ずつ自室にした。
「ねぇタツト。全員のアクセサリーを付けてよ。」
「分かった、良いよ。」
最後に全員にアクセサリーを付けて買い物が終了した。
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