出発前の会議(?)
今回はこの世界の硬貨の価値を書いておきました。
では、ごゆっくり。
準備を終えた。そしてギルドに行く。呼ばれていたからだ。とりあえずカウンターに向かう。
「こんにちは。ギルドマスターに呼ばれて来ました、タツトです。」
「わかりました。すぐにギルドマスターを呼んできます。」
そして五分後・・・
「ギルドマスターがお待ちです。皆様、こちらへどうぞ。」
「分かりました。行こう、三人共。」
「「「分かった、すぐ行く。」」」
そして、応接室的な場所・・・ではなく広間に通された。なぜだろう?・・・その理由はすぐに分かった。勇者が全員いたからだ。
「なぜここに勇者が?」
「事情聴取のためだよ、達斗。」
「優羽か。で、事情聴取とはどういうことだ?」
「魔王を倒したのは誰か?とか、魔王を倒した手段は?とかだな。」
「ふむ・・・」
「・・・よろしいかの?」
ギルマスが話しかけてきた。空気だったからな。
「すいません・・・ではどうぞ。」
「すまないのぉ、タツト殿。儂は、フェルーン冒険者ギルド本部ギルドマスターのオロイじゃ。」
そして、会議(?)が始まった。
「まず、そちらのタツト殿が魔王を倒したのか?」
「はい。そしてその手段は、職業変更っと、これでホーリーフィールドと言う聖属性魔法を使って倒しました。・・・流石に威力が強すぎて、ここでは使えませんが・・・」
みんな驚いていた。・・・なぜだろう?
「どうしたんですか。」
「聖属性魔法は・・・失われた大天使の魔法だぞ・・・」
「まぁ、今の俺の状態は【大天使(+折り紙使い)】だからな。」
みんなが更に驚く。まぁ、俺が大天使になれると知ったら驚くのも当然だしな・・・
「・・・とりあえず、ここに魔王が来た理由を教えるぞ。目的は俺とカンナ、ハナの排除。そして裏には女神リリスがいる。そして女神リリスの正式名称は、邪女神リリスだ。」
「な・・・女神が邪女神、だと・・・」
「そうだ。そして俺の目標は、邪女神リリスの討滅だ。だが力が足りない。だから俺たち四人は世界各地を旅する。」
「分かった。では報酬を・・・」
すると、後ろの執事がお金を大量に持ってきた。・・・え?
「報酬の星金貨2枚と白金貨・金貨・銀貨・大銅貨・銅貨各50枚でございます。」
「え!?」
硬貨の価値は以下の通りだ。
銅貨=1円
大銅貨=100円
銀貨=1万円
金貨=100万円
白金貨=1億円
星金貨=100億円
ということは・・・250億5050万5050円ってええ!?引くわ!引くわ!
「こんなに受け取れません!!」
「受け取ってくれるじゃろ?」
うう・・・圧がすごい。受け取りゃあいいんだろ。
「分かりました。・・・受け取ります。」
こうして出発前に、お金持ちになってしまった。
読んでいただきありがとうございます。よろしければ評価と、ブクマ登録をお願いします。