覚醒したタツトの帰還
第二職業【大天使:折り紙使い】に職業変更した俺は、聖魔法を実験台めがけて使った。
「覚悟しとけ魔王。『ホーリーフィールド』威力は・・・え?」
驚いた。魔王そのものが消し飛んだのだ。あまりにも衝撃的な威力だったのでとりあえず使わないことにした。
《レベルが上がりました。レベル50000からレベル100000になりました。ステータスが+0.2×50000=10000倍になりました。》
衝撃的な数値だった。
あれから5分、俺たちは宿の部屋に戻った。戸を開けると、待ち構えていたかの様に誰かが・・・カンナが抱きついてきた。そして俺も、カンナを抱きしめる。
「おかえり、おかえりタツト!怖かったよぉ・・・」
「ただいまカンナ。怖い思いさせてごめんな。」
そう言って、抱きしめたカンナの頭を撫でた。カンナは俺の手に頭を擦り付けてきた。ただ、今回は怒る人が居る。
「あのさ、人前でイチャつくのは良くないと思うんだ。」
「お、落ち着けアヤ。落ち着いて素数を数えるんだ。」
「やだもん。私にばらされたくないなら、私を愛人にしてね。」
俺は、意識が朦朧とするのを感じた。ついでにカンナもすごく怒っている。
「ねぇ、どういう事?」
「思い当たるのは死んだアヤを生き返らせたことしか・・・」
「・・・十分過ぎる理由だよね。」
・・・そうなの?まぁ、ここで調べておくか。
「『ステータスオープン』・・・うわ・・・まじか。」
「どしたの?・・・えぇ・・・もうこれは手遅れだね。」
ステータスはこう書かれていた。
タツト・シロギリ
【職業】折り紙使い
【第二職業】大天使+折り紙使い
【レベル】100000
【種族】人間
【称号】折り紙使い 折り紙の神 賢者の女王の夫 賢者の女帝の婚約者 勇者アヤの婚約者
ステータスの限界を越えし者 魔神を倒し者
【加護】折り紙・折り紙の神の加護 折り紙・折り紙の神の庇護
【生命力】
2500億/1000億+1500億(250万/100万+150万)
【魔力】
2500億/1000億+1500億(250万/100万+150万)
【体力】無限
【攻撃力】(100万+100万+150万)
1000億+1000億+1500億
=3500億
【防御力】(100万+100万+150万)
1000億+1000億+1500億
=3500億
【魔法攻撃力】(100万+100万+150万)
1000億+1000億+1500億
=3500億
【魔法防御力】(100万+100万+150万)
1000億+1000億+1500億
=3500億
【素早さ】(100万+100万+150万)
1000億+1000億+1500億
=3500億
【器用さ】(100万+100万+150万)
1000億+1000億+1500億
=3500億
【知能】(100万+100万+150万)
1000億+1000億+1500億
=3500億
【固有スキル『折り紙使い』】折り紙・万能変化 折り紙・空中作成 万物生成:万能 万物変化:万能 スキル真化 ナビゲーション
【固有スキル『大天使+折り紙使い』】大天使化 大天使の翼 聖魔法 聖魔法強化
【スキル】神眼 真・アイテムボックス LV10 真・危機感知 LV10 真・魔力感知 LV10 真・気配感知LV10 真・剣術 LV10 真・投擲術 LV10 真・格闘術 LV10 真・遠隔攻撃術 LV10 身体強化LV10 真・身体強化(魔力使用)LV10 真・未来予測LV10
【固有:折り紙の枚数】火・水・氷・雷・風・土属性・・・各119万枚(火・水・氷・風属性は各-2万)
回復属性・・・70万枚
空間・重力・猛毒・即死属性・・・各50万枚(空間属性のみ-10万)
無属性・・・無限
計966万枚
「アヤ。了解した。婚約者になれるぞ。」
「え?・・・やったぁ!!」
こうして、俺たちの旅の同行者が一人増えたのだった。
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