表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放された【折り紙使い】は同級生と旅をする  作者: 小説家(仮)/折紙伝道師
第二章:第一編
11/28

ギルドのテンプレ

今回も短めです。すいません。

冒険者の街・フェルーンに入って最初にしたいことは、ギルド登録だった。二人に伝えて許可が降りたのでとりあえず、『ナビゲーション』を使って向かった。そして、ギルド登録をお願いする。


「こんにちは。当ギルドの利用は初めてですか?」

「はい。」

「では、冒険者登録をしますので、少々お待ちください。」

「わかりました。」


受付嬢らしき人物に少し待つよう言われたので、近くの席に座ることにした。すると、異世界作品でよくある冒険者ギルドの先輩冒険者に絡まれる事態が発生した。


「おいテメェ。そこの女共を貸せよ。」


突然現れた男性に、大切な(彼女たち)を貸せと言われた。それは(彼女たち)を物扱いしたことになる。そしてそれが俺の〈大切〉だったから、俺の怒りが爆発的に高まった。だが怒りを外に出さないように、気を付けた。


「なんですか?いきなり現れていきなり俺の大切な(彼女たち)を貸せって・・・。そんなん許す訳ねぇ。」


チラッと隣を見ると、カンナとハナが感極まった表情を浮かべている。余程〈大切〉だと言われたことが嬉しかったのだろう。そんな二人に微笑みかけて、視線を前に戻す。


「んだと!ちょっと表出ろや!!」

「あ?」


そう言って、殺意をほんの少し纏わせる。それだけで、話しかけて来た奴以外のパーティメンバー(?)全員が倒れた。

そんな時に、カンナが空気を読まずに話しかけて来た。


「ねぇ、タツト。抱きしめて?」

「・・・え?まぁ・・・いいよ。」


そう言って、カンナを抱きしめる。いつもの温かさが、俺を落ち着かせる。俺は、カンナの頭を撫でて離れる。


「ありがとう。おかげで、落ち着いたよ。」


俺は、カンナにお礼を伝えて正面に向き合った。そして、例の男に話しかける。


「で、どうする?」

「もう戦意喪失している。済まなかった。」

「いえ、大丈夫です。こちらこそすいませんでした。」


そう言うと、向こうが手を出してくる。


「俺は、ガスだ。よろしく。」

「俺はタツトです。こちらこそ、よろしくお願いします。」


そう言って握手をする。こうして二重人格のガスが、冒険者仲間になった。



読んでいただきありがとうございます。よろしければ、評価とブクマ登録をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ