第4回、どうして私はFXをやるのか
自分の方向性の確認です
どうしてFXをやるのか?
それはお金を稼ぐために決まっているじゃないか。と、返されてしまうでしょう。
だったら、お金を稼いで何をするのか? と、聞いたらどんな返事が返ってくるのでしょう。
買いたいものを買うため、ブラック企業を退職して社畜の生活から解放されるため、自分の生活を贅沢なものにするため、老後の生活を確保するため……というように多様な返事が戻ってくるはずです。
私の目的はFXで生活費を稼ぎ、会社を辞めて小説を書いて生きていくことです。
ずっと長い間、会社員として務めてきた。それでも会社に行くのが億劫だと思っている。今まで出勤するのが楽しいと感じた記憶がない。どうやら私には会社勤めが合っていないようです。今になって、ようやくそれが分かったのです。
FXには定年がありません。世の中が不況でもバブルでもコンスタントに利益を出せる可能性があるし、パソコンさえあれば家で取引できる。会社の上司に叱られることもないし、生活様式は自由に設定できるのです。
だが当然、マイナスの要素もある。
サラリーマンなら出勤さえすれば毎月、決まった給料をもらうことができるが、FXでは必ず利益を出すことはできない。いくら必死になってトレードしても損切りの嵐に見舞われるかもしれません。
リスクとメリットを合わせて考えて、それでも私はFXで生活費を稼ぐことを目指します。なぜなら、このまま会社勤めを続けていくと将来、後悔するだろうと思うからです。私の人生の目的は小説家になることと決めています。だから、多少の問題があってもFXにすがりついていきたい。
やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良い。
結果的に小説家になれなくても、その方向に努力していれば死ぬ前に、ああしていれば良かったと後悔することはないだろうと信じています。
FXで儲けてやるぞ、という姿勢で取引すると負けることが多いようです。
感情を持たずに、ただルールを決めて淡々と取引する。それがFXのやり方らしい。