第3回、自己責任
FXの基本姿勢は自己責任です。
これが理解できない人間はFXをやってはいけない。
FXは自己責任で。
この文言は、どのブログを見てもいずれの動画を見ても、どこかには書いてあるはずです。
つまり、この記事を読んでからFXで失敗しても俺は責任を取らないよ、あんたの責任だからね、という意味です。
このエッセイも同様です。
この記事を読んで「その通りにやったのに損をしてしまった。どうしてくれるんだ」とクレームを付けられても、こちらでは責任を取ることはありません。
それは、当方では責任を取りきることが不可能だからであり、先物取引での責任は取引する本人が背負うことがトレードというものの本質だからです。
たまに、こんな人がいます。
FXで成功している人に、「あんたのエントリーポイントをメールで知らせてくれよ。あと、決済するときも教えてくれ。そうすれば俺も簡単にお金儲けができるじゃん」と言う人間です。
確かに理屈ではそうですが、実際には上手くいかないでしょう。
FXというものは、全戦全勝できるものじゃない。負けが続くこともよくあります。そんなときに他人がやっているとおりに取引していれば、イライラしてガマンできなくなるでしょう。「もしかして、俺には間違ったエントリーを教えているんじゃないか」と疑心暗鬼になるはずです。それによって損でもしようものなら、親切に教えてくれた人に激怒して怒鳴り散らすでしょう。
そういったお子ちゃまは、FXに近づくことも避けた方が賢明です。
学校のテストならばカンニングしたりヤマをかけたりして、それなりの成績を取ることができ、会社ならば嫌な仕事から逃げたり他人に押しつけたりして上手く立ち回ることもできるでしょう。
しかし、FXは全て自分で責任を取らなければならない。他人に発散しないで自分の中に押し込めるしかないのです。この自己責任という絶対的なルールが理解できないのならば、FXをやる資格が最初からありません。