Diver
短編書いてみました!
よろしくお願いします!
「かっ、カっ、歌、駆、、、」
誰かの気分、気持ちを受け止めて来た。
駅の階段。
今日も階段は受け止めて黙って
僕の足音も黙って受け止めて
僕しかいないホーム
ベンチに座り本を読み次の電車到着までの時間を確認し
また、文を読む
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。」
階段の方に目をやる。
窓から陽が一筋の光の線のように
古く所々にヒビが入っている混凝土の段差に一瞬の癒しを与える。
束の間の静寂、異世界にいるような感覚。
水面ギリギリを泳ぐ魚が空を見る様に緑がかった景色
「今、僕は景色に飛び込んでいるんだ!」
そうしたら、自由と希望と夢と愛と一緒に泳いでいるような
温かく、どこか儚い言葉達
徐々にスピードを上げていく言葉達
手を伸ばしても届かない。だから
「捕まえなくちゃ。」
そうしたら見えて来る景色が、、、
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。」
(間もなく、1番線に電車が到着します、、、、、、、、)
海面に浮上したかの様に少し息が上がっている。
本を閉じて立ち上がる。
階段から黒く長い髪の女子高校生が息を切らして駆け降りて来る。
誰もが息を切らしてる。
そう、息を切らしている。
また、書きますよろしくお願いします!