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君がいなくなった日  作者: 坂本晟治
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佐々木ダニエルvs神藤愛美

初回の学習クラブがまだ始まってない頃に、佐々木ダニエルは学校の本館に位置している和室に行った。


「やえむぐら〜」の「え」の音が詠まれた時に一枚の札が佐々木の方向に飛んできた。その瞬間、自分の中に不思議な何かがその光景に反応した。


ところどころで、自陣で最後の一枚となり「みせばやの〜」という歌で幕が閉ざされた。


「お〜、新入生かー、入って入って」と先輩に促されて、和室の生暖かい雰囲気を感じながら入室した。その左側には同じクラスの神藤愛美(かんどうあいみ)が居たことに気がつく。

「あ!君は同じクラスに居た女の子じゃん!」

「どうも」

(爽やかな子だな…)


「えっと…なにくん?」と先輩の1人が尋ねた。

「佐々木ダニエルです!」

「えっ、ダニエルとかカッコいいね、国どこなん?」

「国籍は…日本です」

「二重国籍?」

「はい、そうです」

そこで、各々の先輩と同期の簡単な自己紹介が混じって、試しにかるたをとる話が上がってそのままののりで人生で初めてのかるた試合をとることとなった。


初めての相手は、神藤愛美だ。


「よろしくお願いします」と同時に言ったところで、試合の合図が自分の中でしっかりと音を出しながら運命の初試合が青い春の鐘をさらに大きく鳴らせた。


(ここは?どこだ?)


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