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第三十話 監禁の理由と炎の頂上決戦

今回は三人称視点です。

 闘技場に、剣戟の音が絶え間なく響く。

 ユリウスとゴトフリーの試合が始まってから既に30分余り。2人は一進一退の攻防を繰り広げている……ように見えた。

 しかしそれは、見る者が見れば不自然な点がいくつもあった。


 まず、ユリウスが魔法を使っていない。

 ユリウス自身の戦いを初めて見る者でもなければ、彼の戦闘スタイルは『ブースト』を始めとした炎属性の強化系魔法を用いた近接戦闘だと知っている。そして、剣技大会でその使用を制限する規則はない。

 なぜなら剣技大会とは、剣技を競う場というより“近接戦闘”の技術を競う場であり、その習熟度を評価するための学校行事だからだ。

 なので、その名称とは裏腹に剣に拘る必要すらなく、魔法どころか槍や斧、薙刀に鎚、果ては徒手格闘術であっても、それが遠距離攻撃に相当する物でなければ特に禁止されていないのだ。実際に、槍を使う生徒なら少数とはいえ居るし、魔法に関しては決して少なくない人数が併用している。使えるはずの魔法を使わない理由など、ユリウスにはないはずなのだ。


 次に、攻撃があまりにも散発的で勢いがない。

 最低限の反撃はしている。しかしそれは牽制以上の意味を持たず、鬼気迫る表情とは裏腹にユリウスに積極的に打って出るつもりがないのは少し剣を齧った者であればすぐに分かることだった。


 そして最後に、例え剣に詳しくないものでも抱いたであろう不自然な点。この試合は、あまりにも時間がかかりすぎている。

 剣の試合は、そう長く続くものではない。予選は念のため10分以内と定められているが、その時間をフルで使うことのほうが少ないし、むしろ一瞬のうちに勝負が決まることも珍しくない。

 それが、既に予選の3倍の時間が経過し、なお決着の兆しも見えない。


 その原因は間違いなく、時間稼ぎともとれるユリウスの戦い方にあると誰もが考えていたし、事実ユリウスはそれを意図して戦っていた。

 しかし、本当にこれだけ長引かせられているのは、彼にとっても予想外だった。

 決して、ゴトフリーが弱いわけではない。むしろ実際に剣を交え、ユリウスは彼の剣術の腕を上方修正させられていた。

 それでもなおこれだけの間ユリウスが時間を稼げているのは、彼自身の技量もあるが、それ以上にゴトフリーの戦いに理由があった。


「ぬぅん!!」


「くっ……!」


 剣を打ち鳴らし、一旦距離を取る。

 今もそうだ。ここは本来なら、力負けして距離を取ろうとしたユリウスに追撃を仕掛けるべき場面。しかしゴトフリーはじっと剣を構えているだけで、その場から動こうとはしなかった。

 悪足掻きを続ける自分を甚振って遊んでいるのかと、ユリウスは思っていた。だが時間が経つごとに、そうではないと気づき始めていた。

 あの目は、この状況を楽しんでいるというよりも、訝しんでいるかのような……


「ユリウス・アースランド」


 ユリウスがそう疑問に思ったから、というわけではないだろうが、それまで黙って剣を振っていたゴトフリーが唐突に口を開いた。

 ちょうど距離が離れ仕切り直しとなったことも相まって、ユリウスもまた話を聞く姿勢を見せる。

 勿論警戒は緩めないし、どんな言葉を投げかけられようと心は乱さないと自分に言い聞かせて。


「なぜ魔法を使わない?」


「なに……?」


 しかしこの質問は、さすがにユリウスの予想外だった。直前までの心構えも忘れ、思わず無防備な隙を晒してしまう。

 幸いにしてと言うべきか、ゴトフリーにその隙を突こうという意思はなかったが。


「最初は俺を甘く見ているのかと思ったが、お前の様子を見るにそうでもあるまい。何があった?」


 自分が一瞬立ち尽くしていたことに気付き、気合を入れ直すように剣の柄を握り直したユリウスに、ゴトフリーは更に言葉を重ねる。

 その様子は客観的に見て挑発や嘲りを意図したものではなかったが、既に長時間に及ぶ戦闘と妹の安否が分からない不安から、心身共に疲弊していたユリウスには、そこまで判断できる余裕は残っていなかった。


「何があったって……しらばっくれるな。お前の仕業なんだろう?」


「む……」


「お前がリリィを……!!」


 だからこそ、彼の言葉をただ誤魔化そうとしているだけだと捉えたユリウスは、詰問しようと口を開きかける。

 しかしその言葉が、最後まで紡がれるよりも前に、


 空に、紅蓮の華が咲いた。


 闘技場を包む喧騒も、ユリウスの怒りも、何もかも全てを吹き飛ばすかのような、暴力的で圧倒的な魔法の爆炎。

 その力に押され発生した衝撃波が突風となって観客席や、試合中の2人の元にさえ届き、頭から力づくで抑え込まれたかのような錯覚をもたらす。

 そんな、理不尽とさえ言える暴虐の嵐が吹き荒れて、ほとんどの人間がその場に伏せた中、ただ一人ふてぶてしく空に向けて手を掲げ、いかにも「私がやりました!」と堂々と宣言するかのごとく立っている少女がいた。

 少女を見て、ユリウスの胸の中に安堵と同時にひどく懐かしさがこみ上げる。ほんの30分前に会ったばかりだというのは、ユリウスにとって全く関係なかった。また、そんな野暮なツッコミを入れる余裕がある者も、彼自身を含め誰もいなかった。

 そんな、静寂が支配する闘技場の中、少女は胸いっぱいに息を吸い込み、本来であれば……会場を喧騒が包んだままでは、到底届かなかったであろう言葉を叫んだ。


「頑張れ、お兄様ーーー!!」







「今回のことは、俺が一人で勝手にやったんだ。兄貴は何も知らない」


 ところ変わって倉庫では、ヒルダ、モニカの2人に対し、懺悔するかのように項垂れながら、カレルがぼそぼそと語り出していた。

 もっとも、ヒルダはその話にさして興味はなかったし、モニカはボコボコにされた彼を見ていて段々可哀想になってきたらしく、魔法による治療に集中していたためそもそも話を聞ける状態ではなかったのだが。


「兄貴は……俺なんかと違って天才なんだ。けど父上は、ユリウス・アースランドに勝てなければ意味はないって……勝てなかったら兄貴を家から追い出すって、そう言ってたのを、俺は聞いちまったんだ」


 ただ、カレルのほうはそれを気づいていないのか、それとも気づいていてそれでいいと思ったのか、構わず語り続ける。

 そんな状況に耐え兼ねて先に折れたのは、ヒルダのほうだった。


「だから、リリィのヤツを攫って兄貴に勝たせようって? バカじゃねえの?」


 だからと言って、歩み寄るような言葉は一切紡がれなかったが。


「ばっ……バカとはなんだ!! こうでもしなきゃ兄貴は……!」


「こんな真似して勝ったって誰もそれを認めねーぞ? しかもリリィの兄貴に魔法使わせないなんて、今年初めて学園入ったヤツでもない限り、違和感バリバリじゃねーか。誘拐なんて手段使ったことがバレて困るのは、他ならないお前の兄貴なんだぞ?」


「っ!!」


 感情的に反論しようとしたカレルだったが、ヒルダの口から飛び出した論理的な言葉の前に閉口する。

 これにはむしろ、治療に集中するために黙っていたモニカのほうが驚いた。正直なところ、モニカはヒルダのことを一種の脳筋……とまでは言わずとも、それに近い存在だと思っていたのだ。

 さすがに、ここでそれを面と向かって口にするほど、モニカも迂闊ではないが。


「そうでもしなきゃ勝てなかったのは分かるけどよ……」


「違うっ! 兄貴は俺の助けなんてなくても勝っていた!!」


「じゃあなんでこんな真似したんだよ……」


 反射的に噛みついてきたカレルに、ヒルダはうんざりした表情を隠そうともせず溜息を吐く。

 一度反応してしまった以上、今更無視を決め込むわけにもいかないという、半ば惰性にも似た感覚で一応その理由を問いかけたが、ヒルダ自身明確な答えを期待しての物ではない。


「嘘じゃないぞ、兄貴は本気でユリウス・アースランドに勝つつもりでいたからな。……けど、そのための秘策が駄目なんだ。あれを使って戦ったのを父上に知られたら、兄貴は脅しじゃなくて本当に家に居場所がなくなっちまう」


 だから、ヒステリックに叫ぶでもなく、ただ事実を告げるかのように淡々と返されたのは予想外だった。


「監禁よりも、やっちゃいけない秘策、ですか……?」


 治療が終わったのか、モニカが怯えの混じった声色でオウム返しに問いかける。

 リリィの様子を見て、特にひどい扱いをしていたわけではないのだろうと思っているが、例えそうだったとしてもバレたら退学の可能性すらある行為だ。それよりも悪いこととはなんなのかと怯えるのも無理はない。

 しかし、それは少々早とちりだった。


「ああ、いや……別に犯罪とかそういうのじゃないぞ。むしろ、父上が反発するだけで、他の家は称賛するんじゃないか?」


 カレルの説明に、モニカは益々困惑を深める。

 他人には褒められて、親にだけは拒絶される。そんなことがあるのだろうか……


「ああ……そういうことか」


 しかし今の言葉で、ヒルダは凡そのことを察したらしい。

 友人の意外と鋭い一面に驚き、目をぱちくりさせていると、ヒルダはそんなモニカを見て苦笑を浮かべる。

 ただ、丁寧に説明する気はなさそうだ。


「こんな汚ねえ真似するヤツの試合なんて見ても……と思ってたけど、そういうことなら面白くなりそうだ。見に行くか」


「えっ、ヒルダさん?」


 カレル君はどうするんですか? とモニカが2人を交互に見ながら訴える。一応、後のことは任せろとリリィ達に言った手前、放っておくのが躊躇われたのだ。


「ん? まあ、いいんじゃねーの? 今から何するでもないだろーし」


 しかしヒルダは、そう言って軽く流してしまう。

 もっとも、意見自体はモニカも同意するところなので、特に反論もせず「まあいいですかね?」と心の内で納得したが。


「ああ、そうそう、忘れるところだった」


 そうして歩き出そうとしたモニカの前で、ヒルダが唐突に足を止め振り返る。

 危うくぶつかりそうになったことにじとっと抗議の眼差しを向けるが、やはりヒルダはそれもどこ吹く風だ。


「カレル、リリィから伝言だ。えーっと……『楽しかった、またやりましょう』だってよ」


 それを聞いて、カレルが目を丸くする。

 その間に、「じゃあな」と軽く手を挙げてヒルダはさっさと観客席に向けて歩き出してしまった。

 慌ててそれを追いかけるモニカが、最後にちらりと振り返ってみると、カレルはただ、呆然と今の言葉を受け入れようとしていた。







 リリィの声援を聞き、ユリウスの胸中は歓喜で満ち溢れた。

 リリィが、愛しい妹が、自分を応援してくれている。これまで姿が見えなかったことから考えても、何かに巻き込まれていたのは確実だろうに、それでもそんな様子はおくびにも出さず、自分の勝利を願ってくれている。それがユリウスには、嬉しくてたまらなかった。


「待たせたな。これで、俺も全力で戦える」


 それまでの態度が嘘のように、晴れ晴れとした表情で闘気を漲らせるユリウスに、ゴトフリーは一瞬思案顔になり……すぐに、何があったかを察した。


「そういうことか……あのバカは……」


 そして、すぐに何事か呟き……頭を地面と水平になるほど深々と下げた。

 突然の行動にユリウスも、爆発の衝撃から立ち直ったばかりの観客達も目を見開く。


「すまなかった。許されるなどとは思っていないが、せめて謝罪させてくれ」


 予想外の事態に固まっていたユリウスだったが、そんなゴトフリーの姿を見て、戦っている最中に僅かに頭をもたげた疑問が、再び沸き起こる。


「ゴトフリー先輩、もしかして……」


「そして叶うならば」


 その疑問を、問いかけようとした。しかしゴトフリーはそれを最後まで言わせず、更に言葉を重ねる。

 それだけで、ユリウスは彼が何を()()()()()()()を察した。


「今度こそ、本気で打ち合ってくれないか」


 顔を上げ、ユリウスと真っ直ぐ向き合うゴトフリー。

 2人の学年を考えればあり得ないほどの低姿勢だが、その瞳には、あくまで対等の剣士として渡り合いたいという、確かな矜持が垣間見えた。


「分かりました」


 だからこそ、ユリウスもさして間を置くことなく、それに頷きを返すことが出来た。


「俺の全力でもって、相手になりましょう」


「……感謝する」


 改めて剣を構え、2人が対峙する。

 そして先の言葉通り、全力でもって相手をするため、ユリウスの体から魔力が溢れだす。


「天上へと至る神の火よ、我が深淵に宿りて人智を超えた力となれ。」


 赤色の魔法陣がユリウスの足元に現れ、溢れた魔力が業火となって包み込む。


「我が身を喰らい燃え上がる紅き業火よ、勝利の栄光を我が手に!!」


 やがて脈動する炎はユリウスの体に取り込まれ、紅いオーラのように仄かに辺りを照らす灯となる。


「『ライジング』!!」


 炎属性最上級強化魔法『ライジング』。ユリウスの父、カロッゾ・アースランドの代名詞とも呼べるこの魔法の特徴は、()()()()()()()()身体強化にある。

 筋力、俊敏性、反応速度などを全体的に向上させるという点では『ブースト』と同じだが、あちらは出力を上げすぎると体がその力に耐えきれず崩壊してしまうという欠点がある。

 『ライジング』はその欠点を埋めるため、体の強度さえ同時に引き上げる。いわば、『アクセル』、『ストレングス』、『インパルス』、『プロテクション』の4つの魔法を、炎という単一属性に統合することで制御を容易なものとし、その分を出力の増強に充てることでより強力に全体の性能を引き上げることができる魔法だ。

 言葉にすると単純だが、本来風、炎、光、土の四属性をそれぞれ制御しなければ行えないはずの強化を炎一つに強引にまとめ上げた魔法であるがゆえに、使うには炎属性に対する非常に高い適性が必要となる他、体への負担も『ブースト』とは比較にならないほど大きくなる。そのため、ただの魔法使いにも、ただの剣士にも使えない、どちらもハイレベルに習熟した魔法剣士にのみ許された魔法。それが『ライジング』だ。

 だからこそ、これが使えるというだけで、もはやユリウスは単なる学生の域を超え、1対1でなら今すぐにでも騎士団の精鋭と渡り合えるだけの実力が備わっているということになる。


「やはり使えたか。見事だ、ユリウス」


 しかし、そんなユリウスの切り札を見ても、ゴトフリーは動じない。むしろ、楽しげに口角を吊り上げる。

 それに、ユリウスはしかし苦笑を浮かべながら首を横に振った。


「まだまだです。これを使っても、ようやく父様の()()と互角と言ったところですから」


「そうか……ふふ、上には上がいるものだな」


 ユリウスの謙遜ともとれる台詞に、ゴトフリーはむしろ楽しげに笑う。

 そして、おもむろに剣の柄を握り直し――その体から、魔力が溢れ出た。


「なっ!?」


「天上へと至る神の火よ、我が深淵に宿りて人智を超えた力となれ。」


 ゴトフリーの口から紡がれる、ユリウスと同じ詠唱。

 それが意味するのは、ただ一つ。


「我が身を喰らい燃え上がる紅き業火よ、勝利の栄光を我が手に――『ライジング』!!」


 赤い魔法陣から立ち上る炎がゴトフリーの体に纏わりつき、その身体能力を限界を超えて強化する。

 その姿に、魔力に、そして魔法に。ユリウスは元より、ゴトフリーの()()を知る者は誰もが驚愕し、目を丸くした。


「先輩が……魔法を……!?」


「そう驚くことでもあるまい。確かに我が家は魔法を毛嫌いしているが、だからと言って魔法の適性がない者ばかりというわけでもない」


 ゴトフリーの言葉は、理屈の上ではそうだ。しかし『ライジング』は、ただ適性があるというだけで使えるほど甘い魔法ではない。

 何より、『ライジング』はサイファス家が最も毛嫌いしているカロッゾ・アースランドの得意魔法だ。まさか、その家の者がそれを習得すべく訓練するなど、少なくともその立場からしてあり得なかった。


「……父上の言うことにも一理ある。魔法の制御に意識を割けば、その分剣が鈍る。少なくとも集団戦において、魔法は魔法使いに任せ、剣士は己の剣にのみ邁進すべきだというのは間違いではない」


 そして、それを他ならぬゴトフリー自身も嫌というほど理解していたからこそ、誰に言われるまでもなく言葉を重ねた。


「だが、1対1の、個人の力が状況を左右する戦いにおいて、剣士が魔法を使えるメリットは大きい。だから、父上の意向には反すると分かっていたが、訓練は重ねていた」


 自嘲気味に笑い、『ライジング』を制御したまま剣を構える。

 しかしその表情と裏腹に、少なくともユリウスの目には、魔法の制御のせいで剣先が鈍っているようには見えなかった。


「さて、そんな前置きはどうでもいいだろう」


 ゴトフリーの表情から、自嘲の笑みが消える。

 代わりに表に出てきたのは、剣士としての、覚悟を湛えた眼差し。


「これで条件は互角だ。……さあ、決着をつけよう」


「……分かりました」


 ユリウスもまた、剣を構える。

 2人の纏う紅い魔力が一際強く輝きを増し、激突の予感に、会場中が息を呑む。

 そんな中、ユリウスはもう一度、ちらりと妹のほうへと視線を走らせた。

 これから始まる激闘の予感に心躍らせ、黒い瞳の中に星のようにきらきらと光る期待を込めながら、それでいて自分の勝利を一辺も疑っていない、無邪気な妹の姿。それを見て、ユリウスもふっと笑みを零す。


「(リリィに、格好悪いところは見せられないな)」


 表情を引き締め、ユリウスもまた闘気を漲らせる。

 それを見て、準備が整ったと判断したのか。ゴトフリーは軽く腰を屈め、突撃の姿勢を取る。


「……行くぞっ!!」


「はいっ!!」


 2人の剣が激突し、闘技場の空気を揺さぶる。



 結局、2人のうちどちらも、優勝することはなかった。この戦いの勝者もまた力を使い果たし、続く三回戦の試合を棄権したからだ。

 しかし、この戦闘は後に事実上の決勝戦と言われ、優勝したライファス・スクエアもまた、2人と改めて戦い決着をつけたいとコメントしていた。


 こうして、いくつかの、小さなトラブルを招きながらも――剣技大会は終わりを迎えた。

次回で剣技大会編(?)的なものはお終いです。

章管理もプロットもないのであくまで気分ですが←

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