不思議な国を取る
初投稿です!
全然ダメなところばかりと思いますが、大目に見てくだされば幸いです、これからどんどん続きを投稿しようと思っているので宜しくお願いします。
プロローグ
「おい、誰か来るぞ」
夜の暗い洞窟、焚き火の火が唯一の明かりの中、一休みをしていたハートの兵士が隣のスペードの兵士に洞窟の入り口を見ながら手に持ってる先端がハートの槍を構えた
「あ?なんだ何もいねーじゃねーか」
「あれ?確かに見えた気がするんだけどな」
「疲れてんだろ、まぁ座れよ」
ハートの兵士は頷くとスペードの兵士の横に胡座をかいて座り、水の入ったコップを持った。
「まーあれだ、俺らは疲れもあるだろーけど一番は、怖いんだよな、最近手配No.10位以内のヤツがここら辺に現れたって報告があってからろくに休めてもない、物に過敏になるのも当然だろ」
「そうだな...」
コロンッとコップが落ちる音がし、スペードの兵士はハートの兵士の方を向くとハートの兵士は背中に刃渡り2m近い大剣が刺さっていた。
「おっ、おい、どうなってやがる」
スペードの兵士はその死体を見て尻もちをついた。
「おい、スペード兵、ここにハートの女王ははいるか?」
スペードの兵士の後ろに金髪で腰までの長い髪をし、黒いコートを着ている少女がいた。
「へぇ?」
「答えろ、お前はどっちみち死ぬ、どうせ死ぬのならせめて私の役に立ってから死ね」
「く、くそ」
スペードの兵士は恐怖で体を震わせながらも立ち上がりスペードの形をした剣を持ち構えた。
「お、お前手配No.3女王アリスだな、よ、よくも、殺してやる」
「ん?私の名前はそこまで知れていたか、かなり王国から離れたところなんだが」
「ハートの女王のことは何も聞いてない、No.10以内のき、貴様を殺せば俺は自由だ」
アリスはハートの兵士に刺さっていた大剣を自分の手に呼びよせ、スペードの兵士に刃先を向けた。
「ああそう、ならこの洞窟全て調べるだけだら」
「何ぃ?舐めやがって、死ねごらぁー」
この一瞬、風を切る音とともにスペードの兵士は自分の首なしの体が目に入った時、自分が首を跳ねられたことに気がついた。ドサッと地面に倒れ、頭がアリスの足に転がったてきた。
「くそ、教えれば探すの楽だったのにな、手間がかかるだろうが」
アリスは大剣を腰に括りつけて死体を蹴り、コートのポケットの中にある懐中時計を取り出しそれに話しかけ始めた。
「おい、聞こえるか、もう洞窟に入って来ていいぞ門番らしきヤツらは始末しといた」
「おー、さすがですな」
その懐中時計から低い老人の声がしている。
さて、どうしたものか。
「とりあえず早く来い、焚き火があるのが目印だ」
「わかりました、すぐ向かいます」
「...ふぅ」
アイツが来るまで少し待つか。私は焚き火に当たるため死体の横に座り、焚き火の火を眺めながら体をあっためた。
「お待たせいたしました、アリス殿」
私の背後から懐中時計の時の声がする。
「うわっ、おどかせるなロビン」
そこには地面に座っている私より少し低く、チョッキを着て腰にマグナム銃を2丁指している白ウサギのロビンが立っていた。
「も、申し訳ございません」
ロビンは深々と頭を下げて謝り、顔を上げて死体の方を見た。
「アリス殿、これが門番ですか?ハートの女王のことは知らないと聞こえましたが」
不思議そうな顔をしながら死体の近くに行き武器など身なりを探り始めた。
「多分こいつら本当にハートの女王の居場所知らないよ、女王への強い忠誠心がなかったよに見えるしこんな洞窟にいるなら門番二人はおかしすぎる、しかも、ここに結構な時間いるけど誰も見にこない、中にも数が全然いないんだな」
「では帰りますか?」
私は立ち上がり洞窟の奥を目を細めて見た。
「いや、少しでも手がかりが欲しい、それに食料がもう底を尽きそうだ」
「そうでしたね、ならどうしますか?」
ロビンが私の隣りに立ち、腰の銃を抜いて構えてませた。
「洞窟の中にいる兵士全員殺す」
「かしこまりました、アリス殿」
私は焚き火から松明をとってロビンと洞窟の奥へと歩いて行った。
今回は少し試し投稿なのでもっと投稿スピードがこれから上げていければと思っています、これからも宜しくお願いします。