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第6章 神話
「告白」
ねえ 神様
いったいどうしたらよいでしょうか
私は観てしまったのです
ほんとうです
なにもかも
あなたの顔も
それで神様
さっき
あなたが
鏡の中で笑っておられたではないですか
ねえどうしたらいいのですか
ねえ神様
「生を与えたもの」
私は他でもない人間なのである。
私も人間なのである。
この大宇宙のかたすみに
ある時に生まれ
これまで生きてきた。
今も生きている。
そしてこれからも生き続けていかねばならない。
これほど確かなことがあるだろうか。
私は今にしてようやく知った。
幸福は凡人を作り
苦悩は天才を作り
その残り物が私を産んだということを・・・