V-gamers始動 2
帰ってきたボクと母さんを待っていたのは飛鳥だった。
「よっ、ユキ」
「飛鳥!?なんでこんな時間に!?」
「いやさ、俺とユキはV-gamersとして活動を始めることになっただろ?だからさ?ほんとは今日じゃなくてもいいかなと思ったんだけど、思い立ったら行動しないと進まないと思ったから」
「うん?」
「今から俺達がこれからどうするか話したいなって思って待ってたんだ、ユキのこと」
「飛鳥……」
飛鳥の熱意にボクもあてられた。すると、
「ここまで来たのに家だと手狭じゃないかしら?今ならまだ事務所のスタジオも開放されてるはずだし、そこで色々と試してみるのはどう?配信機材とかも使用してくれていいわ」
母さんからの援護も得られたので、秘書さんにお願いしてボクと飛鳥はまた車に乗り込む。
「ふふっ、本当に楽しそうにやっているわね、あの2人は」
小雪は、1人空へと呟いた。
「というかさ、飛鳥?」
「んー?」
「ボクに連絡くれればよかったじゃんか!今から会える?とかさ!」
「ん?だってユキ、さっきまで真琴さん達といたわけだろ?せっかくのそういう時間を邪魔するわけにいかないじゃん?まぁ、家までお持ち帰りしてきてたらどうしよう、とは思ってたけどな!」
「なっ!?そんなことしないからね!まだ!!……まぁ、気遣ってくれてありがと」
「いいっていいって」
そんな話をしばらくすると、さっきまでいた事務所に戻ってきた。
「このフロアは自由にご使用いただいて構いません。もし機材の使用に困ったりしましたら内線でお知らせください。夜間担当が参りますので」
秘書さんはボク達にそう告げて去っていった。ここに残されたのはボクと飛鳥だけ。
早速ボク達は今後の展望を語り合う。
「ハルは何をしたい?」
「んー、俺はこうしてgamersっていう部門を作ってくれたからにはゲームでの成績でも貢献したいと思ってる。だから、直近の目標でいうと12月から始まるANEXの世界大会に出場したい。日本代表として、な」
「……それはまた大きく出たね」
「そのくらいできなきゃ俺はルカさんに並べない。それに、メンバーを揃えられたら十分それは叶えられると思うんだ」
それは、現時点でANEXにおいてTOP100以内に君臨しているからこそ言うことができる圧倒的な自信だった。
「とりあえず俺とユキはメンバーとして確定として、後1人は欲しいな」
「ん?ボク?」
「当たり前じゃん?」
「いやいやいやいや!?ボク未経験なんだけど!?」
「ユキなら1ヶ月でこなせるようになる。ユキなら、な」
なんだか物凄い信頼という名の圧をかけられてしまった。え?
「で、お互いにお互いがやってるゲームをやるのも面白いと思うからさ、俺は俺でフリクラ始めようと思ってるんだ」
「おーーっ!それはいいね!教えるよ!!」
「お手柔らかに……な?」
「え?それは、こちらこそだけど……」
「ってなわけでさ?せっかくスタジオ使わせてもらえるわけだし、一回ANEXやってみようぜ?」
「えぇぇ!?」
報告配信から数時間、今度はゲーム実況配信が始まろうとしていた……
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