変わるボクらの関係値
ボクから言うことになるとは思ってもいなかったけれど、言ってみると意外とスッキリというか、好きだという気持ちがあったんだなという実感が湧いてきた。
「本当にアタシでいいのっ?」
「そうですね、少なくとも今のボクは真琴さんがいいです」
「むーっ?なんかその言い方引っかかるなぁっ!」
「そうですか?でも大丈夫ですよ、ボクは真琴さんのことしか見ないので」
「はうぅっ!!?」
真琴さんには少し申し訳ないけど、こうやってからかって遊ぶのも楽しいしね!
「ところでさ、ユキくん」
「なんです?」
「さすがに周りに完全に隠して付き合うのは難しいと思うんだ……だからさ?せめてうちの代表には……」
「そんなところだけでいいんですか?付き合うのなら、ちゃんと公表しましょう?こういうことは隠すくらいなら正直に明かすほうが好感も高くなると思いますし」
「それもそうだねっ……でもとりあえず代表に伝えてからじゃないと」
「もちろんです!!」
そうと決まれば行動は早いほうがいいよね!!ということで、早速真琴さんは代表に連絡を取り、スケジュールを空けてもらった。話をするのは、明日の午後からとなった。すごいペースで進んでいくボクと真琴さんの関係性だけど、なんだかとても楽しくて、ボク達は2人で笑い合った。
その夜、家に帰ると珍しく母さんが先に帰ってきていた。ボクの母さんはいつも仕事が忙しくて、特にボクが高校に入った頃からは中々こうして顔を合わせることもなくて、配信を始めてVtuberとして活動し始めてからはいよいよ時間軸がお互いに合わなくなっていたけれど、別に母さんの事を嫌いとかはないし、むしろここまで育ててくれて、ボクが配信業をしたいと言ったことも応援してくれているので感謝しかない。
そんな母さんは、ふとボクの事を見ると優しい笑みを浮かべて一言。
「母さんは、何があっても雪人の味方だし、雪人と雪人に関わってくれる周りの人達を守るからね」
「母さん……?」
「ふふっ、気にしないで?さぁ、たまには私が晩御飯を作るわ?一緒に食べましょう?」
母さんの言葉の意味をすぐに知ることになるとは、ボクはこの時はまだ知る由もなかった。
いや、正直に言うとこれは、知らなかったボクのほうがおかしかった。
「まさか、雪人が付き合う相手がミコトちゃんとはね……できるだけのサポートをしていかないと……そうなるとやっぱり」
雪人の母の呟きは、空に消えていく。
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