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白銀の黒帝  作者: 八木恵
2章:学園編
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合宿:1日目①

合宿当日の朝、1学年の生徒約150名は、荷物とともにクラスごとに集まっている。 

シュンとリンは少し離れた後方にいる。 当初はサボろうとしていたが、イアン達が来るので参加する事にしたのである。


すると、イアン達が他ギルドの隊員メンバー3名ほどつれて登場すると、生徒達以外にも教師陣も興奮しだす。 0番隊が来ると知っていても実際みるまでは、信じられず、ほとんどが0番隊のコートを着用している隊員姿を見るのは初めてなので興奮が抑えられないようだった。


すると、イアンが挨拶のため合宿内容をつたえる。

「はじめまして、0番隊副隊長のイアンです。 こいつらが、0番隊隊員メンバー2名と他部隊の下位メンバー3名です。」


それぞれ、会釈する隊員達。 その姿を見て、吹き出す俺とリン。 畏まっている姿を見るのは初めてなので、笑うしかなかった。


そんな俺たちの様子に気付いたイアンは、いつもの態度にもどすのだった。 後で弄るネタにしたかったのだが。。


「我々で、今回の合宿の護衛と指導、討伐補助を兼任する。 合宿期間中は、死にたくなかったら、我々と先生たちの指示に従うように。 えーと、今から」何やら紙を読みだすイアン。


すると、1人の生徒が「先輩たちから聞いたんですが、合宿中の護衛として15名~20名って聞いてたんですが、6名というのは少なくないですか? 大丈夫ですか?」という質問に、他の生徒も心配そうにうなずく。


「あー、あれだ、大人の事情だ。 0番隊がいるなら、この人数で問題ないだろ。 わかったなガキ。 あと、あれだ、今回は実践演習だろ。 実践経験を積むためだからな。 自分の身ぐらい自分で守れるぐらいの戦闘能力はあると聞いている。 死にそうだったら、緊急信号あげれば我々の誰かが向かう。 それまで、死なないように、耐えとけ!」


その言葉に息をのむ生徒達。 そんなのは無視して、イアンの説明は続く。

そりゃそうだ、俺含めて0番隊全員が、ここにいる。 3日間のギルドに来る討伐任務は他番隊が請け負うわけだ。 そんなに人数だっているわけじゃないし、ジルだってたかが合宿にそんなに人数を回せるわけじゃない。 って、まぁ俺は興味ないが、きっとそんな事情だろう。


「今日は、連携の確認で後、午後から討伐、明日は終日討伐となる。 これから、合宿所にいって、荷物おいたら先生の指示にしたがえ。」といい、今度は学園長に交代するイアンだった。


「皆さん、合宿先は、既に案内している通りウルフの森5km手前にあります。 行きは、特設した転移魔法陣で、直接合宿所に転移しますが、帰りは15KM離れたところまで徒歩で移動して、その街の転移魔法陣を使って学園に戻ります。では、クラスごとの移動になりますので気を付けていってきてくださいね」


クラスごとに隊員1名がつき、担任とともに各生徒の集まるところに移動し誘導している。

どこも、挨拶などしているので、時間がかかっているようだ。 すると、グランとイアンが一緒にD組の集まっているところへ来る。


「お前ら喜べー。 うちのクラスの担当は、0番隊副隊長のイアンさんだ。 ちゃんという事聞くようにな。 移動まで時間がかかるから、4~6名グループを作っておけ。 あと、シュンとノーマスはこっちにこい。 お前らはなんかギルドの任務があるらしい。 なんで、グループにははらなくていいぞ」


そう言って、離れた所にいる俺とリンを手招きするグランだった。

そんな集団とこに俺が行くわけがない。 イアンが察して、こっちに来てくれる。 助かるね。


一方、クラスメイト達というと、

「ノーマスさんと一緒のチームになりたかったのに。。」

「ランクDなのに任務ってなんだ」となどなど、文句が出ていたのであった。



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