合宿前の出来事①
後期も始まり、模擬戦など実践形式での実技が増え、合宿まであと2週間となった週末開けの月曜日。
始業のベルと同時に教室に入ってきたグランは、何やらものすごく嬉しそうである。
「お前ら、喜べー。 本当お前らラッキーだぞ。 なんと、2週間後のギルドの護衛兼指導は、本学園始まって以来、0番隊が来ることになったぞ。 本当、ラッキーな事だ。 ギルドの部隊でさえ、滅多に0番隊を見る事ないんだからな。 ただ、残念ながら隊長は来れないので、隊員メンバーだけだ。 それでもすごいぞ!」
クラス内は大騒ぎで興奮していた。
他のクラスも同じ報告を受けたようで、校舎内の生徒の騒ぎ声がする。
そんな中、シュンは、昨日会ったイアン達を顔を思いだす。なーんか、含み笑いをしていると思ったら。。 あー絶対、俺の様子をみて冷やかしか弄るために志願したな。 うーん、仕返しはどうすっかなーと考えいた。
リンが念話で、
リン:「イアン達は、シュンの様子を見たいんだろ。」
シュン:「そうか」
シュンは、仕返しはしないでおく事にした。
そしてグランが、興奮気味で、話している。
「お前ら、知ってるか? 0番隊の隊員メンバーって、みんな隊長の事を慕っているらしくて、副隊長なんて他部隊の隊長クラスと同じランクなのに、0番隊にいる。 他メンバーだって、あと2人だけだが、彼らの実力は、他部隊の副隊長レベルなのに隊員だ。
隊員メンバーだからっていっても、0番隊だけは別格だ。 ギルドの他番隊たちは、0番隊が通ると道を開けるらしい。 あと、騒がれるのが嫌いらしいから当日きをつけろよー」
そんなグランの話を聞きながら、俺は、俺が慕われている? いやいや、たかられてるが。。 てか、任務でやってるだけだし、近接戦しかしてねぇーけど。。と心の中でごちっていた。
強いだけで、尊敬されるこの世界。 戦う理由はどうあれ、結果が全てなのだ。 それをまったく理解していないシュンであった。




