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白銀の黒帝  作者: 八木恵
2章:学園編
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学園の長期休暇①

学園の休暇が始まり、翌日からシュンとリンは、ギルドの部屋に戻り、その日から任務にあけくれるのだった。 

シュンは、毎日朝から晩までだ。 リンは、夕方か昼には帰る。 イアン達とも一緒に討伐任務にいく。


この日は、イアン達と一緒に討伐任務に行き、いきつけの店で食事をしている。 

イアン達は美味しそうに、エールを飲んでいるし、リンもだ。 もちろん俺もタバコをふかし、エールを飲んでいる。


「隊長、マスターが言ってましたけど、朝から晩まで討伐してるって本当っすか?」

「ああ。 なんせ、学園休みだからな。 やっと毎日、血あびれるんだぞ。」


その回答に、イアン達は、本当隊長って殺しが好きだよなと改めて思い、笑うしかなかった。


「それにな、学生やってんとイライラすんだよ。 学生ってよ、身体強化使ってんのに、40KMぐれー走っただけで、疲れるし、遅いんだよ。 魔力コントロールもなってないしな。 俺なんて、身体強化使ってないのにな。」


「われは、さすがに部分強化は使ってるぞ。 シュン、使ってないのか?」

「使う必要ないだろ。 だってよー。 あいつら遅いからな。」


リンは、俺が身体強化を全く使っていない事を知って驚いたようだ。 俺は使う必要ないしな、と思いながらタバコを吸ってふかしていた。


「そういや、俺、隊長が息きらしているの見た事ないっすけど。」

「そういや、7歳ぐれーから、息きらした事ねーな。」


「あはは、隊長って、結構 体力バカなんすね!」

その答えを聞いて、7歳から息きらす事なく、日々の鍛錬と討伐任務をこなすシュンの姿を思いだしながら、驚きつつもイアン達は爆笑しながら突っ込むのだった。


「ああ、シュンは体力バカだ」


リンは、リンでシュンの体力の底を見た事がないので、同意しながらエールを飲み干している。


「そうか? まぁ7歳から魔の森、走りまくってたし。 アークの所で、毎日走ってたからかもな。 イアン達。 そうそう、俺ら、来週から2週間アークのとこだからいねーぞ」


「もうそんな時期っすか。 楽しんできてくださいね 隊長達」

笑顔でいうイアン達のだった。


久しぶりにアークの所に行けるから、ちょっと機嫌のいい俺だ。 アークの所で何しようかななんて考えていた。


◇◇◇


『魔の森』のアークの家。


「アーク、ただいま」

俺は転移してアークの住む『魔の森』にリンと一緒にきている。 アークは家の中にいるみたいだが、俺はいつものベンチで片膝をついて、もう片方は胡坐をかいて座っている。


「シュン、リン、おかえり」

そう言って家からでてきたアークは持参したエールを俺たちに渡してくれた。 もちろん、アークも自分の分も持ってきており、美味しそうに飲んでいる。


「シュン、最近はどうだ?」


「今、任務で学園ってとこ行ってるんだけどよ。 つまらんし、最悪だ」

俺は、本当嫌そうな顔をしながら、エールを飲みタバコに火をつけて一服した。 そんな俺の発言にアークは驚いて、爆笑している。 


「まじで! なに、シュン、学園いってんのか! シュンには、集団行動は絶対に無理だと思うんだが。。どうだリン?」

「うん、シュンには無理だ。 向いてない。 毎日ストレスがたまってる」

そういうリンだって学園に行くのに嫌そうな表情になり、エールを飲をのんでいる。


「じゃぁ、シュン、模擬戦すっか?」

そう言って、アークは俺のストレス解消のために模擬戦を誘ってくれた。 嬉しい誘いだ。


「やろーぜ」といってエールを飲み干し、腕輪の魔力制御を全て外した。

アークとなら、魔力制御はずしても全力でぶつかっていける。 というか、アークのほうが魔力量多いし、本気で戦ったらきっと俺が負ける。


アークとの模擬戦という名のじゃれあいが始まるのだった。


アークと戦いながら、「シュン、また魔力増えたな」ときかれ、

「学生レベルの魔力量ってので制御すっから、増えてく一方だよ」と俺は苦笑いした。


そして、アークも苦笑いしながら、シュンに蹴りをいれる。 

シュンは避けながら、カウンターでアークに蹴りをかえす。 

そんな戦いというじゃれ合いが2時間ほど続き、「シュン、メシつくれ」というアークの言葉で終わりだ。


昼食後は、『魔の森』で適当に魔物の間引きをしたり、夕食用の狩りに出かけたりする。


魔の森のアークの家の滞在は、2週間だ。 俺は、その間は読書をしたり、アークとじゃれあったり、外でバーべーキューをしたりなど、リン以外の人間との関わりを一切断ってリフレッシュした。


学園が始まる3日前にギルドの部屋に戻り、また、朝から晩まで、リンやイアン達と討伐いったり、1人でいったりしていた。


こうして、あっという間に俺の学園の休みは終わってしまうのだった。

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